(ブルームバーグ): 日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)は東京の住宅の支払いに関して同氏が会社規定を破ったと元幹部が主張していることについて、24日に取締役会の聴取を受ける見通しだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

西川氏は株価連動報酬制度の行使日に関する制限を2013年に変更したかどうか臨時会合で質問を受けると、関係者らは匿名で話した。制限変更により、同氏は高い利益を得た上で、同物件の支払いに充てていたとされる。同氏はまた、住居購入にあたり日産が肩代わりし、費用を分割で後日返済することを打診したかどうかについても質問されるという。

こうした不正行為はグレッグ・ケリー前代表取締役が月刊誌文芸春秋とのインタビューで主張していた。同インタビューは6月10日発売の7月号に掲載された。

日産の広報担当者はコメントを控えた。

原題:Nissan Board Poised to Question Saikawa on 2013 House Purchase(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 馬杰 jma124@bloomberg.net;Paris Ania Nussbaum anussbaum5@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Young-Sam Cho ycho2@bloomberg.net, Tara Patel、Frank Connelly

©2019 Bloomberg L.P.