【新】誰でも変われる。「選択格差を是正する」ビジネス

2019/6/24
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第196回(全5回)は、非大卒(中卒・高卒・専門卒など)の若者に向け、東京での職・食・住を無償で提供し、職業訓練をしたのち企業に紹介する「ヤンキーインターンシップ」を運営するハッシャダイのCEO久世大亮氏とCOO橋本茂人氏が登場する。
今の自分を変えたい、東京に行って仕事がしてみたい──そう願う全国の若者たちが、衣食住を共にしながら社会人の基礎から営業やプログラミングの専門知識を学ぶのだ。
ハッシャダイが、ヤンキーインターンを始めて3年。
卒業生は300人を超え、リクルートやソフトバンクなどで活躍する営業・IT人材を輩出している。これまでになかった「非大卒市場」の拡大加速を目指し、2018年春にはDMMの傘下に入り、勢いを増している。
日本の就労人口、特に若年層の労働力人口の減少が続く中、既存のシステムで可能性が見落とされてきた若者の活躍は、今後さらに必要性が増していく。
自分の可能性を諦めていた若者に、どのようなきっかけを与えているのか。若者が進む道を選べる社会実現に、必要なものとは。
「選択格差を是正する」を掲げる両氏に、若い世代にかける思いの理由と今後の進展について聞いた。