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【現地発】孫正義も投資する、中国の「教育アプリ」の衝撃

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    こういう競争を奨励する教育のあり方は、欧米では否定されるようになったし、欧米を模倣してきた日本も学科試験の競争は緩和するようになりました。それで欧米や日本はどうなったかというと、書類審査でスポーツやボランティア経験を評価、AO入試採用方法が増えました。そして欧米や日本の大学がどうなったかというと、富裕な家庭ほど有利になり、社会の中の格差を広げました。学科試験なら努力すればお金をかけないでも上に行ける人はいますが、スポーツやアートはお金がものをいいます。
     一方、学科試験の競争重視の中国は(単純な詰め込み教育とは一概にはいえませんが)、産業における人材供給に最も成功しています。起業も世界で最も盛んで、グローバル企業を輩出しています。日本の文部科学省の高齢幹部は、今でも米国の真似さえすればいいと思い込んでいる人が多いですが、遠くないうちにバランスは中国に傾くでしょう。
     学科試験ばかりやっていると、教養や感性がおろそかになる、かというと別にそんなことはないですね。学科試験で脱落した人が教養や感性が豊かかというと、そんなこともありません。身も蓋もないことをいえば、教養や感性は学校教育などでどうこうなるよりも、出身家庭、もっと大きくいえば出身の社会や文明に依存します。中国は教養を極めて重視する文明であり、中国政府がどんな教育制度をとろうと、中国のしかるべき家庭の出身者であれば四書五経や数百の古典詩を暗唱しています。逆にそういう数千年の積み重ねが無い社会だと、教養など数十年では根づきようがないです。
     なお、中国の受験競争では毎年何百万人もの脱落者が出ます。中国の大学に入れなかった受験生、そして米国英国に行けるわけでもない受験生のかなりの部分が近隣諸国の大学に向かいます。その人数は100万人は下らないと思われますが、彼らの(できれば上の層の)獲得競争も起きています。マレーシアなどにも毎年万単位の中国人不合格者が押し寄せてきます。日本の大学も、高考の結果発表直後に大々的な広告や説明会で中国人不合格者を獲得していく努力が必要になるでしょう。


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    スタディサプリ教育AI研究所所長、東京学芸大学大学院准教授

    中国の教育を語る上で基本的な情報を記します(出典:JMDeduの報告書を小宮山翻訳)。

    学齢別の人口は、未就学児が4,300万人、K12が1億9,600万人、高等教育が3,500万人。

    ・2016年の教育への公的予算は586 billion USDで、前年よりも7.57%増加。
    ・2013年に習近平国家主席がテクノロジーを教育に入れていくと発言。2017年2月教育部が初めてSTEAM教育を小学校に導入すると公式に言及。

    ここ数年、中国の教育では下記5つの領域が注目されています。

    1)子ども向けオンライン英語学習
    子ども向けオンライン英語学習最大手のVIPKIDは、売上が2016年の151 million USDから2017年には758 million USDを超える。

    2) STEAM教育
    2017年2月に教育省が初めて公式に小学校にSTEAM教育を導入すると言及。2017年8月末時点でのSTEAMへの投資額は47.95 million USDで教育領域全体への投資額の内の3.3%。現時点で投資額は少ないが、今後爆発的に伸びると言われている。

    3) 幼児教育
    二人っ子政策により、向こう3年は毎年6.4 millionの子どもが生まれる。2019年までに幼児教育全体で69.9 billion USDになる。

    4) ライブ動画授業
    教育のどの分野でも大変な人気となっている。英語学習では、Two Teacher Systemと呼ばれるオンライン授業の先生と地元の先生を活用したものが人気。

    5) 若年層向けスポーツ
    2011年には2015年までに全国で5,000のスポーツクラブを設けることが組み込まれた。また2025年までに40,000のサッカースクールの創設を予定


    国土の関係もありオンラインが盛んですが、例えば英語教育を見てみると主に3点程日本とは違った傾向があります。

    まず、中国の方々はライブストリーミングを重要視するということです。次に、教師ですが、富裕層ほど白人の教師を好みます。最後に、価格です。「質が高いものは価格も高い」という考えが浸透しており、良質のものは日本と変わらないかそれ以上の価格帯になっています。富裕層は際限なく教育に投資しますので、上限がない状態です。


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    中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授

    中国のトップスクールの学生たちはものすごく勉強します。

    大学内に住んでいるので、図書館ではスペース争奪戦が毎日繰り広げられ、夜も遅くまで教室の電気がついています。

    私も留学期間中は、彼らと必死で競争してきました。「言葉の能力で倍の差があるのであれば、時間で倍以上勉強しないと勝てない」と思い、とにかく勉強しまくって、身体を壊した経験もあります。

    厳しい毎日でしたが、とても充実していた8年間でした。おかげで心身共に随分鍛えられ、この経験が今の私の原動力となっていることは間違いないです。

    ひとりでも多くの日本人学生に、海外留学という貴重な経験を積んでもらうと同時に、中国人エリートとの人脈を増やしていってほしいと思います。


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