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2019年7月5日 公開

MAU4億人。本場中国の「TikTok」はここまで違う

月間ユーザー4億人。TikTokの中国オリジナル「抖音」の凄みを解説する。
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「何でこんなに機能に違いがあるの?」という疑問に対しては、「文化的な違い」「生態系の違い」「中国国内だと出来ることが多い」になるのかなと思います。(本当はもっと多面的だと思いますが)

文化的に「金を稼ぐ」ことに対する抵抗が全く異なり、中国だと、ライブストリーミングの「投げ銭」で生計立てる人が多かったり、ワールドカップを「賭け事イベント」として一般人が楽しんだり、いいドライバーやデリバリーフード配達員にアプリ上でおひねりを送れたりします。
細かいところでお金儲けすることを是としている点は、何となく小銭稼ぐと「いやらしい」とされる日本とは大きく異なります。

この文化的な違いもあって、KOL(インフルエンサー)が広告などで稼いでお金持ちになったり、動画上で営業をしたりすること自体を社会が許容するので、KOL優位のマーケティング構造や、小さなビジネスがたくさん生まれる構造になっており、日本とは異なる生態系を生みます。(書ききれないけどプラットフォーマーが牛耳ってることも大きい)

そうなると、優秀な中国人エンジニアが多いとか、ロジスティクスと組みやすいとか、法規制とか、諸々中国現地でやれることが多いので、単なる動画メディアではなくなり、「AIで人をつなぐ」を標榜とするバイトダンスがやりたいことを全てやれる状況にある、という風に解釈できるかなと思います。
TikTokは、もはや欧米でも浸透し始めていますが、本場中国の「抖音」はMAUが4億人というから桁違いです。

日本では、女子中高生に人気のアプリというイメージですが、中国では全く使われ方が異なります。インフルエンサー経済にもつながるその真髄を、KOLのマキさんにお聞きしました!
TIKTOK、DOUYINに会わせたクリエイティブが必要というのは納得ですね。バイトダンスジャパンも講習会を開いて、ショートムービーに会わせたクリエイターを育成しています。他の媒体で成功したインフルエンサーが必ずしもTIKTOKで成功できるわけじゃないという。
機能面にはついてはTikTokとDouyinの違いもありますが、TikTokも国ごとにかなり違います。日本のサービスと英国のサービスは違うという具合に。同じアプリなのに国ごとにアクティベートされている機能が違うという複雑なオペレーションですね。
綺麗なコンテンツでは響かない。直感的なリアリティが必要とのレポート。なるほど儲かるコンテンツとそうでないものとがよくわかります。
ユニクロアカウントが投稿した「しっかりした動画」との反応の違いがすごい分かりやすかったです!
ユーザーが求めているのは、「映像」ではなくあくまで「情報」。映像のプロであればあるほど、映像でしっかり順序立てて物語ろうとしがちですが、時間がないユーザーからしたら、もっと一瞬で色々とすっ飛ばして本質にたどり着いてくれる、素人が作った動画の方がありがたいんですよね。
YouTube以外のプラットフォームでは、「腰を据えて動画を見る」という前提認識がなされているものはほとんど無いと思うので、こういうところに動画を出す作り手として求められる力は、より最短距離で、より本質だけを描き出す力なのかなと考えています。映像で物語るというのは作り手のエゴであって、プラットフォームの特性を理解し、そこをしっかり腹落ちさせないといけない。

TikTokって若い人のアプリってイメージ持たれがちですけど、以前ラオスに行った時に中国人のおじさんがTikTokのおもしろ動画みたいなやつを爆笑しながら見せてきて、だいぶYouTube的に使われてるんだなあと思いましたね。
TikTokの中国オリジナル「抖音」の解説。こういうのはやっぱり動画の方が分かりやすいなあ。
大きな違いとして、コマース機能がついていること。モノも売れるし、インタビューに答えてたマキさんは「日本語のレッスン」を売っているとか!
あとは、ブランドの作り込んだ動画よりも、スマホの手元目線で、かつ「楽しい&びっくり」を短い時間でいかに伝えられるか。それが、抖音における良いコンテンツの定義になっている。このあたりは実は日本のトレンドとも遠くないと感じます。ツイッターやインスタとの違いはこういうところから見ていくとつかみやすいですね。
中国TikTokにはEコマース機能もあるんだ。「良いコンテンツ」ってもはや16:9の画面の中だけで追求しても仕方ない。そのコンテンツをどのプラットフォームに配信するかによって「良い」の定義はカメレオンのように変わる。となると、良いクリエイターの条件も変わってくる

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