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ボーイング737MAX、「操縦士の筋力」が新たな悩み

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  • 一橋大・京都大学客員教授 インテグラル取締役 京大経営管理大学院客員教授

    ボーイング737 MAXの運航再開が遅れているが、その理由の一つが、緊急時にクランクを手動で操作する筋力が平均的な操縦士にあるかどうかの懸念とのこと。そもそもソフトウエアの修正が簡単に出来るような気がしないので、長期化必至のような気がします。


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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    このクランク(トリム・ホイール)は水平安定板を稼働させるジャッキに繋がっている.電動のモーターで水平安定板が動くときホイールも回転し,パイロットは見た目でも水平安定板の動きが分かるようになっている.一方,水平安定板が暴走を始めた時,パイロットはこれを抱え込んで力ずくで停めることもできる.
    普通,水平安定板は対象翼(キャンバーがない,すなわち反りがない)になっており,その空力中心(風圧中心,空気力の作用点)である翼弦の前縁から25%の点をその回転軸としている.つまり,理論上はクランクの回転モーメントに空力は作用しないようになっているので軽く回せるはずである.ところが,エレベータを切ると空力モーメントがかかる.とくに今回のMCASが引き起こす事象では,水平安定板とエレベータが逆方向に切れているのでクランクにかかるモーメントは大きいはずである.そのため,2度目の墜落事故であるエチオピア航空のパイロットは,このクランクを回すことができなかったようで,それが墜落につながったと思われる.
    よく「フィッシング」ということをする.釣りをしていて魚がかかった時,リールを巻くために一旦,竿をゆるめ,一気にリールを巻くということをする.これと同じように,一旦,操縦桿を引くのを止めて,エレベータを中央に戻し,一気にクランクを回すといった職人技が必要と聞いた.


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