Sansanが切り開いた、SaaSスタートアップ大規模ファイナンスの道
コメント
注目のコメント
クラウド名刺管理サービスのSansanが本日上場します。
現在、未公開国内スタートアップのユニコーンは5社あり(entrepedia調べ)、当社はその一角です。
当社の資本政策には大きく3つの特徴がありました。
リーマンショック直前に設立され、その後、資金供給が冷え込んだ環境からここ数年の好環境までの間、まさに国内スタートアップの過渡期を過ごしたSansanのファイナンスはこれからの未来へとつながるモデルケースの1つになるのではないでしょうか。
<スタートアップデータベースentrepedia>
https://biz.entrepedia.jp/
・情報ソースはニュースなどの公開情報、謄本、アンケート調査などが主です。
・昨年は10社の投資会社の皆さまにサーベイご協力いただいております
サーベイにご協力いただける投資会社の方はご連絡いただけると幸いです。ユニコーンIPOとしてメルカリに続いたSansanの特集。
両者とも当社投資先です。
自分では書きにくい、シード期からのファイナンス経緯もわかりやすい内容となっています。
当社は、シード、シリーズA、Bに参加しました。
GMOVenturePartnersは、シードもやれば、AもBもやります。
最近ではDもやりましたし、米国ではVal600億円相当で初回投資したこともあります。
フルレンジやります。
但し、強いのは初期フェースだと思います。
シリーズBCDくらいになると、投資家としては資金量の大きさが
武器としてないと役割を果たせませんが、
シードやAの場合、目利き力と経営支援、営業支援の力、そして長期間信じる心、これがないと役割を果たせませんが、ここに強みがあるのが当社であると自負しています。
B2B SaaSにも当然強いです。
今でも創業投資や初期投資を多数やっていますが、Sansanクラスになりそうな候補者が複数、いらっしゃいます。
特集の後半、メルカリやマネーフォワード、ラクスル、ユーザベースと比較している箇所があります。
Sansan含めたこの注目5社は、すべて当社の投資先です。大変ありがたい事ですがこれは偶然ではなく、「短期売却ではなく、長期で1000億円を超えていける会社」を応援したい、
という私の信念と、当社の根本方針の結果が一定程度関係していると思います。
精進、修行を続けます。弊社の森が、SansanのIPOまでの資本政策を詳細に解説しています。
・シリーズEまで実施し、評価額は1,000億円を超えるユニコーンに
・未上場期間が長いので、既存VCのExitラウンドを設けている
・T Rowe Price、GSというグローバル機関投資家を巻き込んだ大型調達
・過去のラウンドは直前ARR対比では10倍程度が多いか
など、今後のSaaSスタートアップファイナンスのモデルケースになる内容が多く含まれるので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。