野村HD、委員長を社外取締役に 不祥事受け統治機能改善
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肩書きによる印象や根拠のない抽象論に惑わされず、誰が何をやるかを考えないと、この制度と人事の意味は理解できない。簡単にいえば、委員長制度が勘違いされている。
委員会の委員長に何か特別の権限が付与されていない限り、委員となった他の取締役と比べて「偉く」はない。
賛否同数の時の裁決権(第二票)が考えられるが、主たる任務は会議の主宰であって、司会進行係と議事録確認係でしかない。クィーンズランド大学のRenee Adamsの論文によれば、(業界事情が分からない)社外取締役の数が多いほど、銀行が経営危機で公的支援(彼の論文ではアメリカのTARP)を受ける傾向が強いという。
その辺、しっかり押さえて人選したほうがいい。