東海カーボン:独炭素黒鉛製品メーカーを買収-約1000億円で
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黒鉛電極の再編が続く。昭和電工が2016年10月にドイツのSGL Carbonを買収。そして、米国事業は独禁法に適合するために東海カーボンに売却。その後一気に電炉も回復して、黒鉛電極は昭和電工も東海カーボンも稼ぎまくるようになった(①、②に詳しい)。
そして今回の東海カーボンの追加買収。開示(③)を見る限りはアルミ用がメインの印象。売上300億円、EBITDA100億円で、買収金額1000億円。なお昭和電工がSGL買収した時は売上約500億円・Adjusted EBITDA約30億円(米国事業調整前だと思う)に対して150億円(買収前ピークは約売上800億円・Adjusted EBITDA100億円)。
環境が完全に変わったことがマルチプルからも伺える。
①https://newspicks.com/news/2570233
②https://newspicks.com/news/3021385
③https://ssl4.eir-parts.net/doc/5301/tdnet/1721921/00.pdf黒鉛電極や炭素黒鉛などに知見がなく思わず調べちゃいました。
目に見える見えない問わず、色々なところで活躍しているんですね。
相応のCAPEXも必要とされそうなビジネス、EBITDAマルチプル約10倍ってやや高いのかなぁと思いましたが、東海カーボンさんのビジネス戦略上必要なパーツなんだと理解しました。
馴染みのない業界ですが、これを機に注視たいと思います。