サウジ皇太子、オマーン湾タンカー攻撃で初めて公に発言 イランを非難
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サウジアラビアが「イランとの親密な関係」を理由の一つとしてカタールに断交を突きつけた際に、その年のハッジにイランから巡礼者と代表団が来ることを拒むことはありませんでした。
その数年前にサウジアラビアとイランの関係が悪化した時、イランから巡礼者がゼロという年がありましたが、サウジアラビア側の言い分は「テヘランのサウジアラビア大使館が攻撃され閉鎖されている以上、イラン国内での手続きは不可能」だというもので、周辺の大使館が代行するとしていました。つまり巡礼者がいなかったのはイラン側の判断だということに。
今回の非難発言、2ヶ月後に迫ったハッジにどう影響するか、イランが代表団も含めてメッカ入りするなら、今回の事態はさほど大きな影響を及ぼすことはないでしょうが、もしサウジ側から事実上の入国拒否(対カタール断交で実施されているのと同じように「イラン航空もしくは公式フライトに依る直行便乗り入れの禁止」や「政府レベルの代表団の入国拒否」など)が行われた場合には、イランとの関係は更に悪化していく可能性が高いでしょう。日本は焦らず確実な情報を分析して対応してもよさそう。各国からプレッシャーもあるでしょうけど、この火事場で慎重に徹する役割が担える国も日本ぐらいしかない気がします。
イランからの疑惑の目はサウジより米国とイスラエルといった感じですが、イスラエルからの発信は少なめですね。