【独自】高齢ドライバーを救う「マイクロトランジット」の正体

2019/6/21
Uber、DiDi、Via…。ここ数年の新しいモビリティサービスは、海外で生まれて日本に持ち込まれることが当たり前になった。
国内のスタートアップを見渡しても、世界のプレイヤーに伍するような企業はほとんど見当たらず、日本が遅れていることを実感させられる。
その中で、自治体や鉄道会社から引っ張りだこの日本企業が、函館にある。
未来シェア。オンデマンド型のモビリティシステムを開発する、大学発のベンチャー企業だ。需要に応じて走る乗り物はマイクロトランジットと呼ばれ、欧米を中心に普及し始めている。
ところが未来シェアが研究を始めたのは、今から約20年前。2000年代に日本の大学研究者たちが集まって始まり、ようやく今、注目され始めているのだ。
NewsPicksは、その発起人の1人である未来シェア代表取締役の松舘渉氏を直撃。移動の未来と課題が詰まったインタビューをお届けする。
松舘 渉(まつだて・わたる)/株式会社未来シェア代表取締役。未来シェアの共同設立会社であるシステム会社・アットウェアの取締役も務める
ようやく最近になって、マイクロトランジットが未来の移動手段として注目され始めましたが、我々は20年近く前から研究をしています。