「在庫のない本屋」が流行りそうな3つの理由
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これ、海外の記事で、買取ベースの書店メインのお国の話だから、如何にも新鮮に感じるかもしれないけど。
そもそも、日本に約12,000店ある書店のほとんどは、消化仕入れ方式の販売方法を取っていて、再販価格維持制度のもと、本は委託販売でいつでも返品可で、在庫を持っているわけじゃないから、商流的として本質的には昔からこの方式なわけですよ。
なので、昔から(というか今も)本棚編集という文化は日本にはあって、なたの編集を出版社がやっていることもある。ショールーミングという言葉ができるまえから、本棚によるキュレーションはなされてきた。
もっとも、そういう手間をかけて、積極的にやっている書店がどんどん減っている気がするし、そもそも、書店はその名前から「お店」であって「媒体」であるという意識は、当の書店員さんにはないかもしれない。
しかし、日本は書店は「店舗」ではなく「媒体」であることは、流通として考えればそちらの方が本質なわけで、僕は2010年頃、ECサイトの媒体として書店を活用して、アフィリエイトの報酬を書店に還元する仕組みを持ったサイネージを作る会社を作って、営業をしていたんだけど…
うーん、あまり従来の書店ならびに書店には、あまり、聞き入れてもらえなかった。
ここで学んだ教訓は日本の企業は内圧に強く、外圧に弱い。
よって「黒船」にならないといけないのかな…。ということ。本のショールーム、ECサイトとは協力関係に変わりますが、本の要約サービスなどとがっつり競合することになりますね。
例えば「flier」という要約サービスを利用しており、購入を迷う本はそこで要約を読んで買うか判断することがあります。ショールームも要約サービスも、買う前に中身をパラパラ見たいというニーズに応えるものなので直接対決になり得ます。
今後の動向に注目していきたいです。ショールーミングの流れに移行して、購入はECという流れはありそう。
ただ、1個気になるのは、月額で出版社が棚を借りたとして、CtoCとか古本に流れるような直接利益にならないセカンダリーマーケットの分はどう考えるんだろう?
セカンダリーマーケット盛り上がっても、出版社の利益にはならないだろうし。。。