【秘話】アイリスが「元プロアスリート」を続々と採用する理由

2019/6/16
家電の次は、スポーツスタジアムだーー。
アイリスオーヤマといえば、廉価で個性豊かな家電や、かゆいところに手が届く生活用品などで知られるメーカーだが、実はあまり知られていない事業が一つある。それがB2B事業だ。
これまで卸売を経由せず、自ら販売店と直接やりとりをしてモノを売る独自の販売戦略をとってきた結果、徐々に取引先との結びつきも強くなったことで、彼らの潜在ニーズが見えてくるようになった。
提供する製品は、LED照明から什(じゅう)器、お米に、人工芝まで……。そして今年は、その法人向け事業が、さらにぶっ飛んだソリューションの取り組みを進めようとしている。
特集後編では、あまり語られることのないアイリスのBtoBの取り組みについてレポートする。
(前編はこちら)
【命題】ドラム式洗濯機に「乾燥機能」は必要なのか
石田 敬(いしだ たかし)アイリスオーヤマBtoB事業本部  取締役本部長。1996年入社。ガーデン、園芸事業部、LED事業部本部長などを経て現職
震災を契機に視座を「日本」へ
──アイリスの法人事業はどんなことをやっているんですか?
石田 アイリスは創業以来ずっとBtoCの消費者に向けて「困りごとを解決する」ということを目的にモノづくりを行ってきました。2018年で創業60周年を迎えたわけですが、中でも大きな転機となったのが、2011年の東日本大震災でした。