[東京 13日 ロイター] - 経済産業省が13日発表した4月の第3次産業活動指数(季節調整済み、総合)は107.3(2010年平均=100.0)で、前月比0.8%の上昇となった。

11業種中、上昇方向に影響したのは8業種。「情報通信業」は情報処理・提供サービス業の先月大幅低下からの反動や、システム等管理運営受託の堅調な民間需要などにより2.6%上昇した。「生活娯楽関連サービス」は冠婚葬祭業、旅行業、宿泊業が増加したことから1.9%上昇した。「小売業」は医薬品や化粧品の順調な販売や、織物・衣服・身の回り品小売業がインバウンド需要や高額商品販売の好調などから1.7%の上昇となった。「金融業、保険業」は1.5%、「電気・ガス・熱供給・水道業」は3.2%、「卸売業」は0.5%、「物品賃貸業(自動車賃貸業を含む)」は1.3%、「運輸業、郵便業」は0.3%、それぞれ上昇した。

一方、3業種が低下方向に影響した。「不動産業」は マンション分譲業が首都圏、近畿圏とも販売不調だったことなどから1.0%低下した。「医療、福祉」は0.5%、「事業者向け関連サービス」は0.1%、それぞれ低下した。