[チューリヒ 13日 ロイター] - スイス中銀は13日、銀行大手UBS<UBSG.S>とクレディ・スイス<CSGN.S>について、資本状況は改善したが、危機管理対策を強化する必要があるとの認識を示した。

スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)の見解を引用する形で、2019年の金融安定報告で明らかにした。

中銀は「経済・金融情勢が小幅に悪化したにもかかわらず、スイスの銀行大手クレディ・スイスとUBSの資本状況は全般的に若干改善した」と表明。

「FINMAによると、両行は、危機時にもシステム上重要な役割を中断なく果たせることを立証するため、さらなる努力が必要だ」と指摘した。