[ワシントン 12日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)のロスティン・ベナム委員は12日開かれた市場リスク諮問委員会の会合で、気候変動は大きな市場リスクをもたらすとの見解を示し、政府に早急な対策を求めた。気候変動問題を軽視しがちなトランプ政権への対立姿勢を明らかにした。

べナム氏は特別委員会を設け、気候変動の脅威についての調査内容と対策案を年内にまとめる方針を示した。会合の冒頭で「気候変動は米経済のあらゆる側面、すなわち農業から商工業まで、そして各プロセスにおける資金調達面などに影響を及ぼす」と述べた。

ベナム氏は、2018年に世界で起きた自然災害による損害額は過去最高の1600億ドルに上ったことを挙げ、米中西部では最近、異常気象から壊滅的な洪水や竜巻が発生し、穀物の収量低下や商工業への影響、市場の変動を引き起こしたと指摘した。

その上で「リスク拡大を緩和するための対策を講じなければ、国内商品市場とそれを支える金融市場は打撃を被る」との認識を示した。