[上海 13日 ロイター] - 中国の国営英字紙チャイナ・デーリーは13日の論説で、香港で中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への大規模抗議運動が起き混乱が生じている問題について、香港の評判を損ねており、この混乱により法の支配の基盤が揺らぐとの見方を示した。

同紙は、改正案は国際的な慣例に沿った内容であるが、反対派や他国は、香港の法の支配や人々の安全・公正を犠牲にし、自らの目的のために反対しているようだと指摘。改正案ではなく、こうした無法行為が香港に打撃を与えると批判した。

また、環球時報は、過激な反対勢力と欧米勢力が陰で人々をあおり、「逃亡犯条例」の改正を政治問題化しているとの見方を示した。