[ニューヨーク 12日 ロイター] - 原油先物は米国時間の取引で4%下落し、清算値としては約5カ月ぶりの安値を付けた。米原油在庫が予想外に増加したほか、世界的な石油需要に対する弱気な見通しが背景。

清算値は北海ブレント先物<LCOc1>が2.32ドル(3.7%)安の1バレル=59.97ドルで、1月28日以来の低水準。米WTI原油先物<CLc1>は2.13ドル(4.0%安)の51.14ドル(訂正)で、1月14日以来の安値だった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が12日発表した週間石油統計(6月7日まで)によると、米国の原油在庫は220万6000バレル増加した。予想は48万1000バレルの減少だった。

EIAによると、民間在庫は4億8550万バレルで、2017年7月以来の高水準。この時期の5年間平均を約8%上回っているという。

*本文2段落目の米WTI原油先物の清算値を「50.72ドル」から「51.14ドル」に訂正しました。