[パリ 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのフランソワ・ビルロワドガロー仏中銀総裁は12日、現在の景気低迷がさらに悪化した場合、ECBは一段の行動を取る用意があると述べた。

ビルロワドガロー氏は、米中貿易摩擦を巡る不確実性が世界経済への最大の脅威だと指摘した。

また、インフレが目標水準を下回る限り、ECBは必要な限り「積極的で緩和的」な金融政策を維持しなければならないとの考えを示した。

ビルロワドガロー氏はフランスのテレビ局Cニュースに対し、「現在の景気減速がブレーキを強く踏むことになれば、現在している以上の行動を取ることが可能だ」と述べた。

一方で、貿易摩擦によって生じた不確実性を解消するのは政治家だとし、中央銀行は力強い経済成長を維持するためにすべての措置を講じることはできない、と付け加えた。中銀が「世界経済減速の影響を一時的に弱めることはできるが、原因に対処することはできない」とした。