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ペルーで「ギラン・バレー症候群」が集団発生 旅行者も注意を

NHKニュース
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  • 総合内科専門医・循環器専門医 医長

    えっ!?集団発生するものなのですね。


    後天的な炎症性ニューロパチーで最も多い疾患であり、国内でも散見される病気です。よく診る疾患ではありませんが、大きな病院の救急外来では時折みかけるくらいの頻度です。

    色々な亜型がありますが、運動神経が障害されるため、脚側から始まり全身に広がり、場合によっては呼吸筋も侵されて呼吸ができなくなります。その場合は人工呼吸器が必要になります。
    原因としては自己免疫なのですが、自己免疫が生じてしまうキッカケにキャンピロバクターなどの感染が知られています。いわゆる食中毒の菌ですね。ただ、皆が皆キャンピロバクターで食中毒になるわけでもありませんし、嘔吐下痢などがはっきりあるギランバレーばかりではありません。
    必要に応じて呼吸器など使って急場をしのげば、劇的に症状が自然軽快していくことがほとんどですが、免疫グロブリン療法や血漿交換なども行われます。
    ただ、長期的には幾らかの筋力低下が残る方も一定数いるのと、ごく稀に慢性化する方もいます。

    集団発生ということは食中毒菌みたいなものがキッカケになったのでしょうか。
    渡航される方々は手洗いをしっかりするとか、よく加熱されたものを食べるとかでしょうか。蚊が媒介するジカ熱などがキッカケの可能性もあるので、虫刺症対策も要るのかもしれません。なんにせよ誘因が何かわかって対策がとられるまでは渡航を控える方が確実かもしれません。
    ギランバレーは重症化する時は非常に重症化して集中治療を要したり、生命に危険を及ぼす可能性もありますので、個人的にはできることなら渡航を控えることをお勧めします。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    ギランバレー症候群は、比較的急速な筋力低下を特徴とする疾患ですが、多くの方で発症前に細菌またはウィルスの感染が先行します。

    先進国で最多の原因は、鶏肉摂取などで食中毒の原因となるカンピロバクターという細菌の感染症です。カンピロバクターに感染後、身体はカンピロバクターを攻撃するためのタンパク質、抗体というものを作りますが、この抗体がカンピロバクターだけでなく、自分の運動神経も攻撃し始めてしまい、神経に障害を受けるという厄介な病気です。

    ペルーでの発症は、先進国でのカンピロバクター感染とは異なり、ジカウィルスなどの集団ウィルス感染が契機と考えられます。以前、例えばコロンビアでもジカウィルス集団感染に伴う集団発症が報告されています。(英語の論文ですがこちらです。https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1605564)

    発症した方の血清を調べることで、今後何が原因になったのかが明らかになると思います。


  • 株式会社リクシス 取締役副社長

    これは怖い。感染症である可能性も否定できない感じになってきました。渡航には注意が必要でしょう。


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