【新】対話から100年先の未来を読み、世界を変える方法

2019/6/13
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第194回(全5回)は、100年先の未来の潮流や構想を生み出す、オープンイノベーションの「仕組み化」に取り組み、時代のキーマンとして知られている、NPO法人ミラツクの西村勇哉氏が登場する。
西村氏が代表を務めるミラツクは、テーマやセクターが2つ以上異なる専門家を多く集めて「対話」を行い、100年先にある未来社会の姿を読むというユニークなイノベーション手法をもって、未来事業を創る支援を多く手がけている。
そのベースとなる各分野の専門家、キーマン3万人の全国ネットワークを組織し、さらにミラツクが行っている専門家への膨大なインタビューによって、あらゆる分野の未来潮流をデータベース化している。
そんな西村氏の信条は、「イノベーションの民主化」だ。
膨大な未来潮流という情報を活用し、起業家だけでなく「誰もがイノベーターになれる」ためのイノベーションのツールを、「未来カード」や「対話手法」という独自の形で提供している。
これらツールの開発をさらに進めることで、「天才」や「優れた起業家」に、普通の人が「勝つ」ことが西村氏の目標だ。
果たして、「誰もがイノベーターになれる」手法とは、どのようなものなのか──。
そのツールである未来予測カード集(3回目)の事例を始め、誰もがイノベーターになれる「仕組み」の全体像を西村氏に聞いた。

100年先の未来の描き方