新着Pick
966Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
アジア最大の病院グループに2200億円を追加出資した三井物産。今回取材して、商社ってこんなことをするのか!とイメージが変わりました。これまでに築いてきたネットワークや知見を生かしながら、着実に次の一手を打っているのがわかります。
本テーマは、ここ数年、私が学術研究の視点で関心を持ってフォローしてきた話題でもあります。

昨年、JETROアジア経済研究所から出版された「マハティール政権下のマレーシア」で、私は「第8章 マレーシア企業の多国籍化 途上国のサービス産業の海外展開」と題した論文を一本書いています。その事例の一つとしてIHHヘルスケア&カザナ・ナショナルを事例研究として分析しています(あとはエアアジア)。

新興国に拠点を置く企業が海外展開をするパターンは資源関連では、ブラジルなどでもみられましたが、本来は先進国が得意とするサービス業の多国籍化の事例は、マレーシアが先駆的です。最近はタイやトルコの企業などでもみられるようになりました。学術的な多国籍企業やFDI研究においても、新興国からの海外投資というのは、ここ数年の新しいテーマです。

専門的な分析にご関心のある方がいらしたら、是非、下記書籍をご覧下さい。書籍は6千円を超える金額ですが、他の論文もマレーシア研究のトップランナーが書いていますので、6千円の価値は十分あると思っています。随分先ですが、2023年になればPDFで無料ダウンロードできるようになります。

「ポスト・マハティール時代のマレーシア―政治と経済はどう変わったか―」
https://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Books/Sousho/634.html

後日談ですが、この本を出版した後のマレーシアの選挙でポスト・マハティールのあとにマハティールとなってしまったというオチが付いています。この書籍は、アジア経済研究所の研究者たちの非常に厳しい査読が入っており、査読クリアするのに締め切り直前は泣き泣きの状態で、共著者からアドバイスを頂きつつ、どうにか世に送り出すことがでた論文です。

下記2本はNewsPicksオリジナル記事で、三井物産のヘルスケアビジネスについて取り上げています。(こちらはsponsoredではありません。現地取材と調査研究に基づき執筆しました)

「三井物産も出資するマレーシア生まれの巨大病院ビジネス」
https://newspicks.com/news/1405036

「【三井物産】国境の街のメガプロジェクト。その心臓部を担うビジネスとは」
https://newspicks.com/news/2131890/
相対的に規制の緩い東南アジア諸国で、病院というリアルオペレーションを起点に、サービス開発と現場での実証をしていくスタイルはめちゃくちゃ良いですね!

アジアの医療興味ある方は僕らのサロンも是非!
「東南アジアヘルステック研究会」
https://note.mu/hajime3101/n/nf4f705cbc01b
この領域は熱い!日本が一部輸出できるノウハウってあると思います。
また、インフラが未整備でレガシーがないほどテクノロジーによって解決できることが多い
米国の医療費が突出しているだろうことは想像できたけど、ここまでとは。
米国のレベルをattainableなレベルと考えるのは、色々な意味で健全ではないけれど、アジア市場の潜在性は明白。疾病がそのままビジネスと考えると気持ちは複雑だが、実際には、ケアされていない人がきちんとケアされることによる事業の成長。良いことですな。
マレーシアでは環境改善を謳い、7月から砂糖税が導入されました。

http://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_002475.html

都市部は無糖コーヒーの意味をちゃんと理解できるレストランも増えてきたかな?という気もしますが、田舎にいくとまだまだがっつり砂糖かコンデンスミルク入りです(両方入ってるパターンもありま)。

飲料もさることながらマレーシアは料理全体がハイカロリーなので、医療を受ける手前の取り組みがむしろ必要です。
ベトナムはホーチミンの最大級とされる病院では癌の放射線治療を、朝6時〜真夜中2時まで2交代でやっていると聞いて、ド肝を抜かれてしまいました。そこの先生に誘われたけど、倒れてしまいそうなので遠慮してしまいました。こちらの仕事もイッパイイッパイだし…。他科も似たようなものかなあと。
医療の場合、場を持ってこそ初めて得られる知見やアクセスできるデータが増えるように思います。
そういう観点では、三井物産さんのこのアプローチはきわめて理にかなっていますし、特に規制が緩い東南アジアでのアプローチはスピード感を早めそうですね
面白い取り組みですね。

次の展開で他に考えられるアイディアの一つのは、グループの規模、地域性をいかした医療スタッフの教育と検診システムの普及が挙げられます。

例えばアジアにおいては、ピロリ菌感染率が高いことから胃癌が多いことが予想されますが、内視鏡検査が日本ほど普及しておらず検査を行なう機会が非常に少ないのが現状です。しかし今後の経済発展に伴い、検査を希望する人の数は間違いなく増加していくため日本のような内視鏡検診システムが必要になります。そうなると内視鏡検査を担当する医師が必要になりますが、現在はまだ人材が圧倒的に不足しています。

そこで内視鏡の技術を持った医師(日本人が世界のトップレベルにいます、現在でも数少ない日本の強みです!)をグループとして招聘し、現地の医師に教育することで他の医療グループに先駆けて各国・地域に内視鏡検診システムを普及させることができます。

このように日本をベースにした三井物産の強みをいかした戦略的取り組みにより、他にもまだまだ多くの可能性を秘めていると思います。

今後の展開に期待したいですね。
最近、トップアスリートや芸能人がわざわざこぞって行っている"浦田クリニックSQOL金沢"は日本が誇るメディカルフィットネスであり、従来の西洋医学と伝統的な東洋医学、そして補完・代替療法などを組み合わせた統合医療の施設です。
明後日からその浦田理事長と一緒に中国に行ってきます。
我々には大型投資などはありませんが、浦田先生と僕の熱量でそれらに勝るとも劣らない成果を必ずあげたいと思います。
この連載について

業績

三井物産株式会社(みついぶっさん、英語: MITSUI & CO., LTD.)は、三井グループの大手総合商社。三井不動産、三井銀行(現・三井住友銀行)と並ぶ『三井新御三家』の一つ。通称は物産。 ウィキペディア
時価総額
3.13 兆円

業績