世の中は「プロジェクト化」する。自ら仕掛ける人になろう

2019/6/16
「Soup Stock Tokyo」やネクタイ専門店「giraffe」など、ユニークな事業を次々に展開しているスマイルズ代表の遠山正道氏は、会社組織の垣根が溶け仕事がどんどんプロジェクト化される昨今、「自ら仕掛けること」が重要だと訴える。
「自ら仕掛ける」意識が薄いと、いくらスキルを持っていても、強烈な思いを持った人に声をかけられるだけの存在になる。
それよりも、小さくてもいいから自らプロジェクトを仕掛けたほうが、豊かで濃密な「直営人生」が送れるー。
遠山氏に「自ら仕掛ける」ためのポイントを語ってもらった。
NewsPicksアカデミアでは7月より遠山正道氏が担当するゼミ「疑問から始める自分事業づくり」を開講いたします。

プロジェクト化する世の中

──遠山さんは、これから世の中はどのように変化していくと考えていますか?
遠山 世の中はこれから「プロジェクト化」していくのではないかと考えます。かつてはトヨタやパナソニック、日立のように経団連に所属する企業がグローバルな規模でビジネスを回していましたが、今や日本の企業は世界のビジネスの舞台では主役ではなくなってしまいました。もうビジネスは日本の得意技ではありません。
ラグビーで例えると、かつてはワールドカップで優勝していたのが、今では下部大会でも負ける状況になってしまっている。
そんな中、今後は大きなプロジェクトを大企業が抱えていくのではなく、小さいプロジェクトが必要に応じてどんどん生まれ、達成しては解散していくでしょう。