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【解説】世界のモーター業界と、日本電産の競争戦略を整理する

NewsPicks編集部
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  • 野村総合研究所(NRI) 経営コンサルタント/採用担当

    モーターは「筋肉」に相当するもの。クルマの「頭脳」の発達やエレクトロニクス化に伴い、モーター事業者の生き残り方は大きく三つに分かれると理解しました。

    一つ目は、高付加価値モーターの開発。高い信頼性や自己修復機能を持つモーターや、レスポンスが速く、精密制御が可能なモーターなど。

    二つ目は、価格競争力のあるモーターの提供。薄利多売だがマス向けに大量生産し捌く。中国や台湾のメーカーが力をつけてきており、かつ中国などは自国でレアアースが確保可能なので、彼らの強い領域。

    三つ目は、ソフトウェアや周辺部品を含めてシステムアップし、「トラクションモーターシステム」として提供。サプライヤー側にとっては部品単体よりも付加価値を乗っけやすく、OEM側からするとシステム開発費を抑制できる。モーターの特性に応じた最適な制御が組みやすくなる。

    安価・大量生産の領域はこのままだとジリ貧な気もします。高付加価値モーターのところは一足飛びではいけない領域なので、まずはモーターのシステムサプライヤーとしてのポジションを確立する方向になるのでしょうか。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    モーターは、記事にもあるようにサイズは色々。また①・②にあるように、方式も色々ある。用途ごとに何が適しているかも違うし、またそのなかで顧客要件に沿ってカスタマイズをすることも多い電子部品。
    戦略という観点で、マブチのケースがモーターでは有名。高性能だが標準的なモーターを安価で顧客に提案・供給し、自社では標準化によるコストメリットを得る(③)。第1回のポーター賞も受賞している(④)。

    自分の日本電産の戦略理解では、コアはコスト競争力、生産知見、買収の3つ。あとはそこに最近モジュール化・周辺部品が加わってきている。
    コスト競争力は知られた話だが、調達が強い。規模もあるだろうが、買収すると原価チェックから入るように、安く買える知見・力を持っている。
    生産知見は、日本電産と競合するモーターメーカーが「同じような部品で作っているのに、日本電産の方が歩留まりが良い。使う部品一つ一つは交差内にあっても、多くの部品を組み合わせたモーターではさらに細かい部品同士の相性がある。そこの知見が強いから、歩留まり差が出ているのだと思う」と昔聞いたことがある。
    これらを持っているから買収をしたらシナジーを出しやすい。また買収によって技術と販路を広げる(モーターはカスタム性が高いものも多いので、製品開発のサイクルに入るなど販路に入っていることが重要)。
    モジュール化はエレシスの買収や、シンポで手掛けている精密減速機などが代表だが、モーターの周辺部品もやって、モーターと併せたモジュールで売ったり、モーター以外の周辺部品で売れるものを増やそうとしている。

    https://micro.rohm.com/jp/techweb_motor/knowledge/basics/basics-01/35
    https://www.nidec.com/technology/motor/basic/00004
    https://www.mabuchi-motor.co.jp/investor/management/strategy.html
    https://www.porterprize.org/pastwinner/2001/12/02185953.html


  • NewsPicks編集部 記者

    4日目は一歩引いて、モーター業界全体の動向について、赤津先生に解説して頂きました。
    モーターの中でも特に今盛り上がっているという、EVの駆動用モーター。そこで勝ち抜くには、大きく2つの戦い方があるそうです。電産がとっている戦略は、一般的な日本企業のそれとは違うという考察が興味深かったです。


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