マツキヨVSスギ!ココカラ争奪戦の複雑事情
東洋経済オンライン
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創業者の杉浦昭子さんの講演を聴いた事があるのですが、なんかもう徳のかたまりのような方でした。それが事業にも確かに反映されていて、元々ドラッグストアなんてどこも一緒と思っていましたが、講演を聴いて一気にファンになりました。
ちなみにその時の講演によると、ドラッグストア業界は、
1. 海外展開は国ごとに扱える商品が違って難しい
2. 小売業であり販売する商品での差別化は難しい
3. ポイントや売り場の工夫のような販売戦略はすぐ模倣される
4. 最近ではコンビニやドン・キホーテとも競合する
といった環境で、市場が国内に限定されがちで、かつ差別化が難しく、淘汰の時代になっているようです。
結局は本質的に良いサービスを追求するしかなく、スギ薬局は、記事内で「国内の超高齢化社会を見据え、顧客の健康維持・予防から介護・終末期のケアまでを一貫してサポートする拠点作りを目指している」とあるように、地域密着の「かかりつけドラッグストア」というコンセプトの体現を目指しているそうです。
これはサービスを広げる事による差別化と、地域におけるブランドイメージを地道に高める戦略と言えるのでしょうけど、講演では「戦略」という言葉は使っておらず、純粋に地域の人々に貢献したいと本心から思っていらっしゃる風だったのが印象的でした。マツキヨはどうか知りませんが、個人的にはスギ頑張ってほしいです笑。予防医療は伸びてくる、そこに手を出してる2社がくっつけばさらに伸びそう。市場も業績も。
ただ、今のところ近所のスギ薬局に行っても、予防医療の雰囲気は感じないし、昔行ってた地元のスギ薬局と変わらない…。東京ではまだただの薬局なのか?