米長期金利、一時2.05% 1年9カ月ぶり低水準
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市場は強烈に利下げを催促しているが、今の状況は、利下げでは対応できないだろう。金融緩和とは、正常な環境でしか有効ではない。つまり、今のように世界1位、2位の経済大国が、敵意を持って関税を掛け合い、更にはファーウェイとの取引規制に見られるように、何が起こるか分からない不透明感が強い状況では、多少金利が低下したからといって、大規模な設備投資に踏み込む企業はいない。普通は状況把握のために守りの姿勢となる。つまり金融緩和の効果は限定的になる。それでも市場は利下げを催促する。そこにギャップが生まれ、市場なボラティリティは高まっていくのだろう。金融政策の限界について、我々はもっと認識する必要がある。
米国債2年10年のスプレッド縮小、逆イールドとなることが気にされると相場の荒れ模様もまた顔を出してくるおそれは大いにあるでしょう。利下げが催促される局面で注視されないはずがないところではありますが、現時点でマーケットはこれを含めた懸念をむしろノイズとして無視した上でリバウンドの局面を作っている感があります。ただ、耳を塞いだ状況はそれほど長く続かないという見方でいたほうが、季節性等を加味して考えても無難には違いないかと。