米 雇用統計7.5万人増加 市場予想の18万人大幅に下回る
コメント
注目のコメント
雇用統計、いろいろな見方がありますが、単月の就業者の増加だけをみてもわからないことが多いです。失業率(その裏側の労働参加率)や賃金の統計もありますし、そもそも単月で結構振れるので、のちに修正されてイメージがかわることもあります。
今回は就業者数の伸びは予想を下回りましたが(とはいえリーマン以降ずっと増加)、賃金は予想は若干下振れですがプラスで強くも弱くもない数字。失業率は横ばいですが、U6(幅広い概念の失業率)は改善しており、「そんな悪くない」との見方もあります。
株価は上昇しており、「そんな悪くない」からなのか、ヘッドライン弱いんで利下げ期待で祭りになっているのか、いずれにせよこの統計だけで利下げするのは(通常のロジックだと)厳しいと思います。ADPが下振れしてましたので、ある程度警戒があったとはいえ、賃金も弱めの数字で、若干のネガティブサプライズでした。
これでドル安が進んでますが、逆にFRBが心置きなく利下げに踏み込める結果になったと言えるでしょう。ADPの数値が悪かったから悪い数値が出てくる可能性は結構高いと思ったが、まぁやはり。
ドル円は108.5円→107.95円と108円割れ。ただ日経平均先物は+50円程(2150現在)。為替は反応してるが、株はもうちょっとで始まる米株次第だろう。数値が悪ければ利下げ期待が高まり株式市場は案外持つというシナリオもあるだろうし。
水曜のADPは18.0万人増の予想だったが2.7万人増に留まってた。
ただこの時もドル安がいきなり進んだが、結局戻した。全般には悪材料無視して楽観的なマーケットだなぁと思ってたのだが、いざ悪い数値が出てくるとまた反応(少なくとも為替は)。
https://newspicks.com/news/3952337/