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サウディアラビア・UAE枢軸が現在の中東情勢を混乱させているといえます。そして、主導しているのはUAEの側、具体的にはアブダビでしょう。この枢軸は、イスラエル、米国を味方につけて、イランやトルコなどと対決しています。
 国力が大きいのと言動が派手なので、サウディアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン王太子の方が目立ちますが、彼は、ドラ息子の側近たちと米国のコンサルタント会社にチヤホヤされていれば満足な人物で、何でも言われたことを承認しているだけです。
 UAEを構成する首長国の一つ、アブダビの太子ですが、彼が以下の事態の中心的な人物であったと考えられます。
・2011年、バーレーンのシーア派の大規模なデモに対して、サウディアラビア、UAEの軍が進駐、多数の死者が出る弾圧
・2013年、エジプトでクー・デタ。サウディアラビアとUAEはこれを支援し、ムスリム同胞団の政権を打倒、大量殺戮
・2015年、サウディアラビアとUAEがイエメンに侵攻、イランに近いフーシー派を倒し、スンナ派の政権を立てようとして戦闘を継続中
・2017年、カタールがムスリム同胞団を支援しイランと近い関係にあるとして、アラブ諸国による経済封鎖を開始
・2014年以降、リビア内戦でハフタル将軍を支援、トルコなどが支援する政府打倒のため空爆などで支援
・2019年、スーダンでデモが続きバシール政権が倒されたのちに成立した軍部の暫定政権を支援
 これらの軍事行動のために、サウディアラビアは莫大な支出をしていますが、得たものはありません。なお、サウディアラビア軍は世界第3位の予算ですが、実戦では使いものにならないため、スーダン軍などに、これまた莫大な費用を払って、イエメンなどで戦ってもらっています。UAE軍の方が、はるかに機能しています。
 これらの軍事行動を通して、UAE軍はイエメン沖のソコトラ島など、中東各地の要衝に駐留して、実効支配しています。
 サウディアラビア・UAE枢軸が現在の路線で介入を続けていくと、中東全体に戦争が広がるでしょう。特に、イランとの全面対決になれば、大戦のような様相になります。
NYTのMBZ記事をNewsPicksが翻訳したようだ。専門家の間では知られていることだが、一般には注目記事。
この連載について
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王子ホールディングス株式会社(おうじホールディングス、英名:Oji Holdings Corporation)は、王子製紙などの企業を傘下に持つ、王子グループの持株会社である。売上高ベースでは日本国内における製紙業界では最大手。三井グループと第一勧銀グループに属する。 ウィキペディア
時価総額
6,269 億円

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