【解説】経済学的に正しい「ウーバー黒字化」のポイント

2019/6/10

巨額の赤字から脱するカギは?

配車サービスの二大大手、ウーバーとリフトはいまだに巨額の損失を出し続けている。当面、黒字に転化する見込みはない。
それでも、両社ともに株式を公開しており、時価総額は合計で800億ドル以上にのぼる。投資家はおそらく、この2社がいつか、利益の出るやり方を見つけだすと期待しているのだろうが、それ以前に根本的な疑問が残っている。
それは「利益となる金(かね)はどこから出てくるのか?」という問いだ。運賃を上げるのか、それともドライバーの報酬を下げるのか?
その答えは、昔ながらの経済学が教えてくれる。
(Christie Hemm Klok for The New York Times)