FCA、ルノー統合案を“スピード撤回” 一難去って日産はどうする?[新聞ウォッチ]
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FCA提案が公表されて以来、スケールメリットのみを効用として各メディアが取り上げてきましたが、量の拡大→コスト低減→競争力増、の図式は、(以前も申し上げた様に)最早通用しない。百歩譲って、これまでの産業構造下でも、真のコストメリットを享受する迄の道のりは長く、過酷であることに加えて、量の拡大 vs. 個性のバランスを如何に保つかが究極の課題となる。要は、共通化により1部品の数量が増えればバーゲニングパワーはあがり、出来上がった製品(=車)は理論上、安くなる筈。反面、部品レベルの共通化は、車の個性を奪い似た様な車が増える。日本でもバブルの頃故に、着せ替え人形的なモデルがふえたが、世界的に需要の減少が予想される時代に、着せ替え車ではユーザーの食指は動かない。
加え、仏・伊両政府が絡んで来ては、、、収束の目処立たず。