[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した4月の鉱工業受注指数は、前月比0.3%上昇だった。外需の強さに支えられた。ロイターがまとめたコンセンサス予想は、0.1%上昇だった。3月の上昇率は0.6%から0.8%に改定された。

ドイツでは最近、弱い内容の経済指標の発表が続いていた。

政府は4月、今年の成長率見通しを0.5%に引き下げた。2018年の成長率は1.4%、今年第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.4%増だった。

ドイツ経済のけん引役である輸出が減速する中、これまでは内需が大きな役割を果たしていたが、4月の鉱工業受注では国内受注は前月比0.8%減。海外受注は1.1%増だった。

INGのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は「きょうの指標が良いニュースであることは確かだが、工業部門が再びドイツ経済全体の力強いエンジンとなるには少し時間がかかるだろう」と述べた。