[ワシントン 5日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は5日、米中貿易摩擦の激化や米国が検討しているメキシコへの関税の影響で、世界経済が景気後退(リセッション)入りすることはないとの見方を示した。

ただ、企業の業況感や市場心理に打撃が及び、来年改善が見込まれる世界経済の成長が減速する可能性があると指摘した。

ラガルド氏はロイターとのインタビューで、リセッションは予想していないとコメント。成長は鈍化するが、2019年の成長率は3.3%を見込んでいるとし、米経済は底堅く、現時点でわれわれの基本シナリオでリセッションは予想していないと説明した。