【過剰在庫】54兆円の削減に挑む、物流スタートアップの挑戦
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私は以前、福岡の物流倉庫で働いておりました。高校生の頃からアルバイトしようにも働く場所がなく、たどり着いたのが物流倉庫でのアルバイトでした。物流倉庫では通販の出荷作業を行なっていたのですが、当時WMSシステムも整備されていない現場での出荷作業は、本当に大変なものでした。私自身が肌で感じた、倉庫に眠ったままずっと動いていない在庫、すなわち「過剰在庫」の社会的課題を感じたのもその頃です。
調べてみると過剰在庫は流通業界が抱える大きな問題で、これは誰かが解決しなければならないと使命感を感じたのを今でも覚えています。
私の創業した株式会社ニューレボでは、この過剰在庫を削減するべく3つのソリューションを提案していきます。(1)つは在庫の流動性を高めるための「在庫売買のプラットフォーム」。(2)つ目は在庫を換金化させて企業のキャッシュフローを改善する「動産担保融資」(3)そして最終的には需要予測による適正在庫の算出です。
これらのソリューションを誰でも使えるインフラにすべく我々は在庫管理SaaSの「ロジクラ」を提供しています。おかげさまでロジクラも2018年11月の無料版リリースから累計5,000社を超える企業に利用される国内No.1伸び率の在庫管理ソフトとなりました。
若いと正直挑戦しにくい物流業界ではありますが、「物流」には社会を変えるだけのデータが眠っており、そのポテンシャルは他の業界を遥かに凌駕すると思います。これをきっかけに物流業界に興味を持ってくれる人が少しでも増えればと思います^^物流の現場を体験し、その課題をきちんと認識し、解決ソリューションを提供している。「AIによる需要予測」やスマホアプリで在庫管理をするという低コスト化も実現。過剰在庫の10%削減!を目指すというこころざしは、すばらしいですね。
>物流市場には、販売チャネルによるバイアスがかかっていないビッグデータが眠っています。それを活用し、私たちは需要予測を行おうとしているのです。
少しわかり難い表現だけど、おそらく「個店ごとのデータではなく、もっと大きなレイヤーから需要変化を捉えられるので、予測がより正確になる」ということかな?
データにバイアスがかかっていないんじゃなくて、「生に近い数字が算出できる」的な。
ただそれだけでは、各販売チャネルに対するメーカーバイアスはなくならないし、本部⇆FC間のバイアスがなくなるわけではないですよね。
各社にとって、受給ギャップの正常化に意識を向ける機会になるのであれば良いと思いますが。
どのみち改革には痛みが伴いそう。
志は素晴らしいと思います。