[パリ 3日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)は3日、スウェーデンの音楽配信大手スポティファイ<SPOT.N>が米アップル<AAPL.O>の事業慣行に異議を申し立てた問題で、アップルから回答が得られ次第、どのような対応を取るかを決めると表明した。

スポティファイは3月に、アップルが自社の定額音楽配信サービス「アップルミュージック」において競争を不当に制限しているとして欧州委に提訴。アップルが、「アプリ内課金(IAP)」を他社が利用する場合に30%の手数料を課している点についても異議を申し立てた。

ベステアー委員は記者団に、アップルやその他各方面に意見を求めていると説明。「回答が得られれば、対応が明確になる」と述べた。

オランダの当局はアップルがアプリダウンロードサービス「Appストア」で自社アプリを不当に優遇している疑いがあるとして、独占禁止法違反の調査を進めている。