【新イベント】平野啓一郎×岡ノ谷一夫×西垣通「人間至上主義の終焉」

2019/6/4
NewsPicksアカデミアでは毎月7回以上、各業界のプロフェッショナルによるリアルイベントを開催しており、毎週火曜日に新着イベントを公開しています。
今週の新着イベントは、平野啓一郎×岡ノ谷一夫×西垣通「人間至上主義の終焉」です。
その概要をご紹介します。

「人間至上主義の終焉」

近年、AIの普及やIoT化が進む中で、それまで人間が意思決定を行っていた「人間至上主義」の時代から、GAFAに代表されるように数々のデータの山から、より精度の高い意思決定を行う「データ至上主義」に移行しようとしている。
この時代の移り変わりにおいて、人間至上主義は完全に衰退してしまうのか。また、データ至上主義の到来により、どのように人間の価値が変わるのか。
そして、これまで人間が行っていたものがAIに取って代わり、淘汰されていく職業とは何か。
本イベントでは「分人主義」を唱える小説家:平野啓一郎氏が、動物行動学者:岡ノ谷一夫氏と、情報学者:西垣通氏をゲストに迎え、それぞれの専門性を引き出しながら、参加者とのディスカッションを交えて、これから訪れる未来を予測していく。
※モデレーターは、『マチネの終わりに』、『ある男』の著者、平野啓一郎氏が務めます。
▼ディスカッショントークテーマ
・データ至上主義の訪れによる人間の二極化
・これから淘汰される職業と、残される、あるいは新たに生まれる職業
・2050年の未来予測
・これから私たちはどう生きればいいのか
日時 6月27日(木)19:00〜21:00
場所:グローバルビジネスハブ東京(大手町)
〒100-0004東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ3F
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<登壇者プロフィール>
平野 啓一郎/小説家
京都大学法学部卒。1999年大学在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書は小説、『葬送』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『マチネの終わりに』(21万部突破/渡辺淳一文学賞受賞)等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』『考える葦』等がある。2018年9月に新作長編小説『ある男』(7万部突破/読売文学賞受賞)を刊行。

岡ノ谷 一夫/動物行動学者 
東京大学教授慶応義塾大学文学部卒後、米国メリーランド大学大学院に留学、博士号取得。千葉大学、理化学研究所を経て、現在、東京大学教授、理化学研究所チームリーダー、文部科学省新学術領域「共創言語進化」代表。著書に「言葉はなぜ生まれたのか」、「脳に心が読めるか」、共著に「ハダカデバネズミ」、「本棚から読む平成史」など。また、Web版「考える人」で、青春記を連載中。趣味は古楽の演奏。ルネッサンス時代の楽器、リュート、ヴィウエラを弾く。動物のコミュニケーションの研究から言語と意識の起源を知ろうとしている。

西垣 通/東京大学大学院情報学環 名誉教授
1972年、東京大学工学部卒業。工学博士(東京大学)。(株)日立製作所主任研究員、米国スタンフォード大学客員研究員、明治大学教授、東京大学社会科学研究所教授、東京大学大学院情報学環教授、東京経済大学コミュニケーション学部教授を歴任。専攻は情報学、メディア論であり、とくに文理にわたる基礎情報学(Fundamental Informatics)の構築に取り組んでいる。著書に、『AI原論』(講談社選書メチエ)、『ビッグデータと人工知能』(中公新書)、『ネット社会の「正義」とは何か』(角川選書)、など多数

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