【直撃】もはや魔法。MSの「鬼才」が語るテクノロジーの未来

2019/6/5
まずは、だまされたと思って下の動画を見てほしい。
5月末に開かれたマイクロソフトのカンファレンスで行われた複合現実(Mixed Reality:MR)のデモンストレーションだ。壇上に立った男が、自身を模したホログラムを自在に操り、ホログラム同士を戦わせたかと思えば、その次にはホログラムがその男の声のまま日本語でスピーチを始める。
もはやSFというよりは、魔法めいた世界にも思えてくる。
この男の名はアレックス・キップマン。
マイクロソフトで、Xboxにも用いられたジェスチャーでするデバイスの「Kinect」を生み出した人物であり、3年前には、複合現実(MR)のデバイスである「HoloLens」をも発明した。
今年に入ってからは「HoloLens2」を発表し、より没入感を高めた上で、空間をインターフェースとして扱う直感的な操作性を実現した。
空間、音声、視覚を操る「鬼才」ともいえるキップマンは、いかなるテクノロジーの未来を見ているのか。デモを終えた直後の本人をNewsPicks編集部が直撃した。
──今日のステージでのデモンストレーションには圧倒されました。特にスピーチの方は、テレポートの未来が見えるほどでした。
そうでしょう!