【エリック・シュミット】「20%ルール」から生まれたもの

2019/6/18
エリック・シュミットがサン・マイクロシステムズとノベルを経て、Googleにやってきたのは46歳のとき。ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは28歳で、社員の多くも大学を出たばかりの若者たちだった。20歳近くの年齢差がありながら、互いに敬意を払い、究極の「学習する組織」を彼らはどうやって作り上げたのか。

現在はGoogleの親会社アルファベットのエグゼクティブ会長職も辞して、MITの「インテリジェンスクエスト」というイニシアチブの顧問を務めるシュミットに、リード・ホフマンが話を聞いた(インタビューが行われたのは2017年2月8日)。
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ホフマン たとえばネットフリックスは、カルチャーデック(ネットフリックスの企業文化をまとめたスライド資料)によって、意思決定のあり方や基本理念を社内に周知しています。その点でGoogleの経営陣が意図的にやったことはありますか。
シュミット 非営業職に関しては、Googleのカルチャーは、エンジニアカルチャーであり、非常にフラットです。