さらば日の丸オーディオ オンキヨー、AV事業売却へ
日本経済新聞
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その昔ONKYOのミニコンポを持っていたので残念ですが、黒字のAV事業も全社費用をカバーできていないので、抜本的な構造改革に迫られたのでしょう。昨今のAV市場はデジタル化され大量生産でコストの低い製品が普及しているので、スケールがでない企業はブランドアップをしないと生き残りが難しいということを再認識しました。
カメラ、オーディオ、カーナビ業界などは、スマホからの市場の侵食を激しく受けており、生き残るのが難しい状況です。一般的には、この流れに抗うのは難しいので、事業規模を小さくできるようにしていかないと生き残れません。
スマホが登場して10年以上は経ちますから、各社準備してきていると思いますが、それが専業だと他の業種にシフトするのは難しいのでしょう。富士フィルムのような成功例はあまりありません。
ただ、ヘッドホンのように携帯音楽プレーヤーがスマホにシフトしても、市場が拡大しているカテゴリーもあるので、そこでの差別化、ブランディングなどの最適なマーケティングができている会社しか生き残れないのでしょう。日本メーカーは、マーケティングが不得意で、まともに出来ている会社はほぼありませんから、このような苦境に陥ってしまいます。
しっかりと時代の流れを読む目と、それに対応する柔軟なマーケティング戦略が求められています。