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シンガポールでのアジア安全保障会議の会場にいます。シャナハン国防長官代行の演説は同日に発表されたインド太平洋戦略(https://media.defense.gov/2019/May/31/2002139210/-1/-1/1/DOD_INDO_PACIFIC_STRATEGY_REPORT_JUNE_2019.PDF)が下敷きになっています。基本的には前年度の内容との重複が多いですが、シャナハン氏曰く米戦略の構想、予算、議会の支持などより包括的な方針となっているとのこと。

個人的な印象ではシャナハン氏は、ラムズフェルド、ゲーツ、パネッタ、マティスら歴代の国防長官と比較するのが気の毒なほどカリスマ性が感じられません。国防戦略を語る際の枠組みや物語性がなく、米軍や同盟国の能力や即応体制について説明する、ことが大半でした。本当に国防長官として巨大な組織と軍に対するリーダシップが発揮できるのか、ホワイトハウスでの存在感を示せるのか、心配になりました。
アメリカの西部開拓は、ハワイを経由し、グアムや沖縄を足場に、太平洋の対岸まで続く。大西洋がヨーロッパの庭なら、太平洋はアメリカの庭だという態度だ。だから、中国が自領の支配に留まる限り、アメリカは強く介入しないだろう。究極のところ、それが蒋介石の中国でも毛沢東の中国でも大きな問題ではなかったのだ。もちろん、力をつけた中国は、それに反発する。アジアはアジア人のものであって、アメリカのものではないという態度だ。たしかに中国の具体的行動は危険を孕んでおり、非常に懸念されるものだが、根底にある状況もまた、深く考え直す必要があるだろう。
南シナ海で影響力を広げようとする中国を米国が批判し、中国が反論、という構図はここ数年のシャングリラダイアローグで繰り返されています。
この会議の意味は、立場の違う国防当局者が一堂に会し、バイやマルチの会談を重ねて突発的な事態を生まないための地道な信頼醸成をするところにあります。
参考)

世界中の国防トップがシンガポールに集まる重要な理由
https://globe.asahi.com/article/11630798
中国がアメリカに追いつくのは時間の問題だと判断したトランプ政権が、軍事技術、科学技術、海軍力で中国の伸張を阻止するためあの手この手の政策を展開中。その決意を語る演説だった。
中国に対する圧力の根源に安全保障上の懸念があるのはいうまでもないのですが、ここ1年、懸念の大きさがさらに共有されるようになりました。
世界第2位の経済大国に伸し上がった中国の富の多くが集中する上海から深圳、香港までの沿海州。ロシア、ベトナム、ミャンマー、インドいった国境に大きな不安が無くなった中国が最も強く守るべき生命線は、東シナ海から南シナ海に亘る海岸線であるに違いない。中国の覇権を抑えたい米国が、昨今の情勢下で『南シナ海の軍事拠点化などを進める中国を念頭に「いずれの国も単独で地域を支配すべきではない」と強く批判』するのは当然の成り行きであるように感じます (@_@。フーン
二つの注目点はある。
一つは、ある国の地域的支配は容認できないことは、すなわちその地域はすでに危うくなり、その地域を支配していく可能性が出ている。
二つは、アメリカ一国ではすでに覇権は維持されなくなり、他国から経済的支援が必要となってきた。やはり日本の軍事力、経済力をアメリカの足元に結集してやっていきたい。
という二つだろう。
この覇権争いに関して思うこと。アメリカが今やっているのは川の中に多くの土砂を積んで砂のダムを作ろうとしていることに似ている。

でも川の上流に水源があり、水がこんこんと湧き出ているわけで、いつかはこのダムも崩れ去るのが時代の流れってものではないかと思うんです。

アメリカの競争力を取り戻したいのであれば、GAFAのみならずもっと幅広い企業が競争力を持てるような施策(教育、産業振興、麻薬も含めた社会の安定策)を打つとか、競争の土俵を変える(月?? あ、もう中国が手を伸ばしているか・・)とか世の中を良い方向に変えるような新産業を創り出す環境づくりを急げばいいのにと個人的には思う次第です。

ファーウエイのような企業を止めたところで、今後、次から次へと新しい中国企業(従来の制裁理由が通じないようなビジネスモデルをもった企業)が出てきて、アメリカ以外の国の企業と一緒にグローバルスタンダード作ったら、アメリカはどんな理由で制裁を継続するのでしょう? 

中国が2000年以前の姿に後戻りするわけないでしょう。北京がまた自転車で溢れかえるようにGDPが収縮するのを甘受するとでも?

なんか南米の経済失政で苦しんでいる国が繰り返してきた政策にも似ているように思えてきました。

つまり「貿易収支が赤になったから輸入削減のために、禁輸措置だあ。外国企業の接収だあ」ということをやってきた国々。

最近でもベネズエラ(現在進行形)、そして2010年代前半までのアルゼンチンがそうでした。あと、ブラジルも戦後にいくつかそういう政権がありました・・・

貿易収支が赤になっても、輸入禁止を打ち出すのではなく、輸出を伸ばす工夫をしてきた南米のいくつかの国がその後うまく危機を乗り越えたんですよねえ。

要するに「地力」をどうやって回復するかを考えないと、「制裁だけ」であれば効果は短期的であり、長期的にみてアメリカの覇権の継続も危ういとみるべきではないかと考えます。
こっちでも始まりましたねぇ

ご参考
https://newspicks.com/news/3939746
個人的にはウルトラお薦めの動画

川島真×細谷雄一「習近平体制論&日中戦争とは何だったのか」 #国際政治ch 48
前編(無料)
https://sp.nicovideo.jp/watch/1557119404
後編(有料)
https://sp.nicovideo.jp/watch/1557119763