南海トラフ事前避難、首相が指示 防災計画修正、死者数27%減
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【只今一言】災害時の急造チームビルディングが大事
南海トラフの被害推計が減った事は喜ばしいが中身が問題だ。
災害時のチームビルディングの研修を販売していた身としては、災害およびテロ対策先進国でもある米国に学ぶべきことは多い。
災害時に重要なのは、「救える命」を確実に救うこと。
まず、早期の「救える命」の所在把握が必要。
そこでは、消防士や救命士を待っているのは時間のムダ。
したがって、シロウト集団で災害対策本部を設置し、組織的に効率的な捜索活動とトリアージを行わなければならない。
これが出来るようになるには、ただのシロウトをプロとは言わないまでもアシスタントと呼べるくらいに育てる必要がある。
災害時、地域の災害対策本部長はあなたかもしれない。津波だけが注目されてるような雰囲気が少し感じられますが、揺れにも警戒する必要があります(当たり前だけど)。
東日本大震災のときは震源と内陸との距離が少しありましたが、それでも栗原市で震度7を観測しました。同じ規模あるいはそれ以上の規模の地震が内陸により近い海底で起こると、震度7がかなりの広範囲で観測されるかもしれません。特に近畿や四国では、防災グッズ等をもっと広めたり、市や県をあげての訓練を行ったりしたほうがいいのではないかと考えます。今日丁度「地震の日本史」寒川 旭著を読み終わりました。
奈良時代から現代までに発生した主な地震について記されています。
奈良平安時代ではインテリであった貴族や僧侶、その後は武士が加わり、そして江戸期には富裕商達も日記をつけていました。
そこには何時どのような地震があり、どの程度の被害が出たのかが書かれています。
そして昨今では遺跡や古墳の発掘時に過去の地震の跡、例えば地面のズレや砂墳といって地震の際砂礫層が地中に吹き上げた跡などが観察でき、その年代測定によって時代を特定出来ます。
同著では、そういった人や自然が残した地震の歴史を著者は辿っています。
それで言えることは、どこに発生するのかを特定することは難しいのですが、我々が日本列島で生きている間に地震は避けられないということです。
特に南海・東海地震は隣接したプレートの動きによって発生する為、南海では和歌山と高知を中心に大阪でも地震発生後2時間程度で津波が襲っています。
また東海では静岡・愛知・三重の沿岸部で津波の被害が記録されています。
もし遭遇した場合、直ちに高台に逃げるしかありません。
沿岸部であれば地震から15分から30分で津波は来ます。
躊躇する時間はほぼないということです。
それから地震による建物の倒壊よりも、その後発生した火事で亡くなっている率の方が高いということもあります。
残念ですが、生き残るかどうかは、ほぼ"運"と思った方がいいくらいです。
もし地震に遭遇し直接のダメージが身体になかった場合、少なくその後ヘタを打たないように対処法は知っておくべきでしょうね。