これからのビジネスは良いものを「安く」ではなく「高く」売る
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日本の製造業によくある、原価に対して一定の利幅を乗っけただけの価格設定は営業とマーケティングの怠慢だと思っています。
でも、何故営業とマーケがそんな仕事のしかたをしてしまうのか?多くの企業では技術職・開発職は専門性を重視するのに対して営業・マーケティングに対して専門性を認めていない風土がある気がします。それは元を辿ると、大学教育において理系と文系を分離させたにも関わらず、文系の学生に対する評価基準を育ててこなかったこと。すなわち経営学や哲学の軽視によって生まれた風土である、というのが私の仮説です。
近年の文系学部不要論などを見ると、この風土は当分変わらないなと思うと同時に、自分は理系卒ではありますが文系的な教養を身に着けることで希少価値を出していけるんじゃないかと企んでいます。あくまで「利益率を高くするためには〇〇したらいいよ」という高利益商材を発掘する際の話。
プロダクトがある程度決まっている中での一般的な「価格の決め方」とはまた違った視点ですね。
ちなみに、マーケティング目線で言えば「安い」とか「高い」とかっていうのはその人の価値観。
大切なのは、
①どういう人が一番この商品に魅力を感じて、
②そういう人はどれくらいいて、
③その人はいくらで買ってくれるのか?
ということ。
その上で価格を決める。
もちろん「プロモーション」をどうするかも、まずは①番から考えないとダメでしょうね。