【1分解説】サクッとおさらい。「自動車再編」3つのポイント
NewsPicks編集部
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自動車産業が曲がり角に来ている。従来のエンジン車から電動車に代わり、自動運転車に進化するちょうどその変節点なのですね。
それは統合によって解決できることなのかどうか。小回りが利く方が優位な場合もあります。オープンイノベーションで、小さな企業がアライアンスを組めば、全くこれまでにない発想でモビリティの高いサービスが生まれる可能性があります。
巨大すぎると意思決定が遅くなる。連日、報道されているフィアット・クライスラー(FCA)とルノーの経営統合についてポイントを整理しました。
それにしても自動車のアライアンスは複雑怪奇。特に昨今はCASE領域で日々、新しい提携が増えていくので、把握するのに苦労します。
さらに、ドイツ陣営などは、資本関係がなくとも国を挙げてグローバルの覇権獲得に動いているので、必ずしも資本関係だけが「連合」を意味しないのも難しいところ。
今後はそうした「車産業の常識」を、うまく噛み砕きながら整理してみたいと思います。FCA(フィアット・クライスラー)とルノーの統合について1分で整理できるまとめです。
FCAの元CEOで、昨年亡くなったマルキオーネ氏が繰り返し言っていた、「自動車会社は無駄な競争をせず、力を合わせるべき」「コストを削減し、技術開発に投資せよ」。背景にはMaasやCaseといったワードが飛び交ういま、既存の自動車に縛られない新しいモータリゼーションを作っていく必要性があります。
その意味で、フィアット・クライスラーはようやくスタート地点に立ったところで、マルキオーネとゴーンがいない中、この統合で実際にどこまでコスト削減を行い投資できるのか。その点は、まだまだ未知数です。