ネットフリックス、米ジョージア州から撤退も-中絶禁止法施行なら
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意思のあるNetflixの勇気ある決断。
ジョージア州の問題も、そうですが、明らかにおかしい!と思うけど部外者だから傍観するしかない訳ではない事を示してくれています。
企業も個人もやれる事がある。
様々な人やドラマを描くNetflix。
コンテンツとしてだけではなく、リアルに様々な生き方を支持する想いが表面されました。
今日、とある国のメディアやエンタメの制限、というかコントロールについての話を聞き、モヤモヤしていたので。
モヤモヤするだけではないアクションとはこういう事だなと。ちなみに先日できたアラバマ州の法律はもっとイカれていて、レイプや近親相姦でできた子も中絶禁止です。上院で賛成票を投じたのは全て男性だったというのも話題になりました。
そういえば面白い統計があります。って具体的な数字は忘れましたが、中絶に反対する人の割合は、妊娠していない女性より、妊娠している女性のほうが有意に低い。
当事者の気持ちを慮る想像力が欠けているということではないでしょうか。
ちなーみに。なんでいまあちこちの州で中絶禁止法ができてるかというと。
中絶を憲法で認められた権利だとした最高裁の判例 (Roe vs Wade) があります。その後の判例で細かいとこは変わりましたが(細かいところは知識がありません)、根幹は変わってないはず。でも最近の判事の入れ替えで最高裁がよりコンサバに傾いたため、この判例を覆せるとコンサバ州が思い始めたのです。ちなみにニューヨークなどリベラルな州は逆に、判例が覆された場合に備え、中絶の権利を保障する州法を最近通してます。
トランプのおかげで、アメリカはこういう面でも分断がふかまっています。税金面でのインセンティブによって、ハリウッドメジャーはジョージア州で撮影することが非常に多いのが実情です。実際に撤退するとなると収益に与える影響は小さくないでしょうが、それはNetflixも例外ではありません。Netflixが抱えるユーザーのボイコット阻止の意味はもちろんですが、メジャースタジオが沈黙は金を貫いている時に、牽制する意味で先手を打ってNetflixがこういう発言をしたという風に考えても不思議ではないかと。