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エクイティ投資家(株主)とクレジット投資家(債権者)は、その契約、アップサイドとダウンサイドの性質の違いにより、異なる投資です。混ぜて考えてはいけません。

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普段ビジネスの世界にいると、エクイティ投資家(株主)の目線よりも、クレジット投資家(債権者)の目線で物事を考えることが多いです。

なぜかというと、従業員として企業に勤めたり、企業がビジネスの取引先を選定する場合において、従業員や企業は相手先に対して債権者のような性格を持つからです。すなわち、契約に基づくサービスや対価を求めることができるものの、株価上昇によるアップサイドはないです。

エクイティ投資家の目線が重要となるシーンは、普通の人にとり、限定的です。従業員がSO(ストックオプション)を保有できる企業に勤める場合や、企業が他企業や事業に投資を行う場合には、株価上昇のアップサイドがあるため、エクイティ投資家の目線で判断を行います。

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たまにイマイチだなーと思うのは、宗教家的な起業家が、債権者の性格を持つ単なる従業員に対して「自分の企業の成長性 = エクイティ・ストーリー = (明示しないにせよ)株価の上昇ポテンシャル」をあえて混合させて熱く語っている姿です。
金融リテラシーの低い若い従業員候補者は、エクイティを保有していないのに、エクイティ・ストーリーに乗って会社選びをしようとします。

もちろん、優秀な起業家は分かっていてこんなことをやっています。起業家 = 大株主にとり、エクイティを渡さずに口先と紙芝居のストーリーに従業員候補が乗っかってくれたら、そんなに安い人材はありませんから。どなたにおいても金融リテラシーは大切です。
法人のクレジットリスクと個人のクレジットリスクは同じです。両方とも人格で捉えればわかりやすい。信用できる人かどうかを、財務諸表からまずは読み取る。

とともに、過去からの借金返済履歴も重要。信用は時間が作るもの。約定通り定期的に返済していれば信用度は高い。

スタートアップの社債は、値付けがむずかしい。創業者の信用度は重要な指標になります。
クレジット=信用は、与信や社債投資に出てくる言葉。債務は返済されることが前提な中で、返済できそうな場合はクレジットがある=利率が低いし、逆もしかり。
記事のJR東は、面白い事例だと思っている。民営化時の負債(鉄道施設購入長期未払金)が極めて大きかったが、それをCFから返済するのと、金利も下がる中で借り換え返済をすることによって、金利負担が減っていった。加えて、サービス向上やエキナカなども力を入れていって、営業CF自体の水準が2000年代前半は4000~4500億円だったのが、ここ5年ほどは安定的に6000億円以上になっている。大体1500億円くらいが金利負担減少で残りが事業によるものだとPL・CFからは読める。そうすると、内需安定でも利益成長して、株価も上昇する。クレジット投資家も株式投資家も両方とも嬉しいパターン。
あとは利益成長をしていなくても、安定的なCFのもとにレバレッジをかけていって株主還元が増えるのであれば、株価は反応する。ただこれの場合は、債務のリスクは多少へるので格付けが下がる可能性はある。これが記事でもある株と債券だと見方が違うパターン。
クレジット視点は、債権者の視点ではありますが、長期で株式投資を考える場合にも活用出来る視点だと思います。

クレジット視点で重要なのは、バランスシートの健全性→財務基盤をベースとして、やっている事業の収益の安定性になります。後者は営業CFと営業利益が安定しているか、前者は、純有利子負債/EBITDAやDEレシオが健全かどうかになります。
株式視点とは、優先順位が違うとも言えると思います。

既に財務基盤がしっかりしているので、安定配当が出せる企業が多く、株価も下値が限られていることが多いので、確実な配当狙いで長期に株式を保有するのに、心臓に比較的優しい企業とめ言えます。

倒産をしない会社かどうかの見極めですが、個人的には無借金経営の会社は財務基盤がしっかりしていても、気をつけるべきと思います。
実質無借金ならば良いですが、無借金経営の会社はいざという時に支援をしてくれる銀行がいない可能性もあるからです。
仮に銀行と関係が良好でも、貸付がないと銀行が救済タイミングを逸することがあります。
株式で調達しても借入金で調達しても企業価値に変化がないとするのが、ファイナンス理論上の「MM理論」です。

現実には、借入金(社債も同じ)の場合、利息を損金算入できるので、借入金比率を上げた方が有利になります。

しかしながら、借入金比率が上がると倒産の危険度が上がるので、借入金は一定レベルまでに抑えておく必要があります。

単に借入金や社債が少なければいいというものではありません。

株式と借入金の割合が合理的であるかどうかを検討する必要があります。
良記事でした。従業員と会社の関係はクレジット投資家に相当します。給与債権は残余資産に対する優先順位が非常に高いが、エクイティは一番最後。でも何故か日本ではステークホルダーは皆平等みたいな考え方がたまにあって、エクイティ投資家として腹立たしいことも。
さまざまな分析をするうえでは「会社が公表する経営数値が正しいもの」というのが前提です。最近はこの前提自体がかなり危ういものになっていますが…。
ローン等のような直接的な金銭貸借のみならず、
ビジネス・経済・社会は、あらゆる債権債務の関係で成り立っているので、クレジット的思考は必須です。
クレジットの考え方が重要なのは、就職もそうかもしれませんが企業間信用を考える時だと思います。
つまり何かの財やサービスを取引先に提供する場合、リスクに見合った回収条件は何なのか、ということ。これはビジネスの現場ですぐに直面する話ですので、与信リスクを多方面から知っておくべきだと思います。
「キャッシュ イズ キング」とはよく言いますが、シンプルにキャッシュフローをキチンと見ることの大切さが分かります。FCFやEBITDAなど、比較的理解しやすい数字から見ると、定量と定性が繋がる感覚を味わえたりしますね。
この連載について
2019年も決算発表の集中期間が終わった。企業決算の経済ニュースを読んで、独特な専門用語にとまどったことはないだろうか。決算書を読むには、会計や簿記などファイナンスの知識が必要だが、実はそこまで難しいものではない。ファイナンスの知識が少しでもあれば、決算書や経済ニュースはさらに深く理解できるようになる。さぁ、今年こそ「ファイナンス脳」を鍛えよう。