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以前の会計2.0特集にあった超秀逸な財務三表入門をさらにソフトにした感じですね。財務三表入門も含め、大学生はみなさん読んだ方がいいくらい、よくできていると思います。あと可愛い。
https://newspicks.com/news/3106388/

よりターゲットとなる読者を広げたからだと思いますが、個人的には、前回の記事の方が理解しやすかったです。
例えば営業利益は事業モデルを考慮せずに業界またいで横比較してもあまり意味がないとの認識です。また、PL上の利益を出さずに成長し続けている企業が総じて悪く見えてしまうのはあまりいただけないかなぁと。このあたりは今後の記事で回収されるのかもですね。

企業の比較も、前バージョンは任天堂、東芝、シャープ、トヨタ自動車、ソフトバンク、マネーフォワードといった顔ぶれで、財務諸表から企業の実態を想像する練習としては、秀逸な取り合わせだったと思います。

とはいえ、今回の記事も会計に全く取っ掛かりのない人にとっての入門編としては十分だと思いました。(なんか上からですみません・・・)
記事に加えて、いくつか理解のために重要な点を。

【財務三表はつながっている】
例えば自動車を現金で買ったとして、数年使うとする。この場合、これはどう計算するのがよいか?
買った瞬間に現金が出る。これはBSでは現金が自動車に代わる(資産の種類が変わる)、そして投資なので投資CFでそのお金が出る。でも数年間使うのだから、使う分だけ毎年費用としてPLで減価償却費用を計上する。また使うほどに中古価値は下がるので減価償却費用分だけ資産を減らしていく。
こんな感じに、三表はつながっている。

【BSは「誰の権利」と「時間差の吸収」】
BSは、本記事にもあるように資産がお金をどう使っているかと、負債・純資産がそのお金をどう集めたかというのが一般的な説明。ただ個人的には最近は「誰の権利」という言い方の方がしっくり来ている。
というのは、企業間の取引では「ツケ」(売掛金・買掛金)が多い。これはお金を集めた・使ったというより、自分に権利があるのか、相手に権利があるのか。
そして、「ツケ」は時間差だし、上記の車を買った時の資産計上と使用する期間、減価償却も時間差。こういった時間差をBSを使って吸収する。

【資産計上されない資産がある】
例えば広告を打ったとする。広告は費用でPLには計上されるが、資産にはならない。でも広告で使い続けてくれるか、それとも一瞬使って終わりになるかで効果は全く違う。
会計ルール上、資産になっていないがこういう実質的な資産がある。資産なのだから価値が存在し、それが顕在化するのが買収。それが「のれん」というものが発生する背景。でも思ったほどその価値がないと「のれん減損」というものも発生する(昨日の日本電産でも出てきた言葉、日本電産はそれがなく適切に買えているということ)。

記事に加えてコメント欄も!また昨年の同様の特集(①)や、以前SPEEDA総研(②が5回連載の一回目)でやったものも併せてご参照いただきたい。
https://newspicks.com/news/3106388/
https://newspicks.com/news/1027661
とてもわかりやすくて感動しました!入門としてはぴったりではないでしょうか。起業してみて、数字周りの知識は実際に触りながら覚えるのが一番早いなと思っていますが、基礎を知っていればとっつきやすさが全く違いそうです。

営業利益率が優良企業の指標になっていましたが、業界・業態によって水準は異なるのでその点はやや違和感がありました。
昨日のTHE UPDATEは「賃貸派VS持ち家派」でしたが、自宅マンションを購入して変化したことのひとつに、「PL脳」から「BS脳」へということがあります。
中古マンションの価格変動もアプリでわかる時代ですので、減っていくローンの残債と変動するマンション価格によって、いまの状態が債務超過なのか、含み益が出ているのか、負債比率がどのくらいなのかなどがわかります。
PL的に我が家の決算を考えるだけでなく、「自分BS」で財務状況を確認することに慣れていくのです。
結果、財務三表もマスターしてしまうのでした。
決して簡単ではないことが分かりやすくまとまっていて、概ねよく出来ていると思います。が、ダメ出しもいくつか。

営業利益率の水準だけでは優良企業かどうかは判断できません。コストコみたいに営業利益率が3%でも超優良な会社もあれば、固定資産の割合が高い不動産賃貸みたいな業態は営業利益率が10%あっても投資回収がおぼつかないので優良とは言えません。

次に純資産を「返す義務のないお金」とされてますが、これは株主から反感を食らう表現ですね。出資金と利益の蓄積ぐらいがいいのでは。

最後に財務キャッシュフローのマイナスが成熟・衰退と書かれてますが、これは誤解を招くと思います。財務CFがマイナスでも成長し続ける会社はいくらでもあるますし、借り入れ返済以外にも配当や株主還元も含まれますんで。
最近、「財務諸表って化学と一緒じゃん」って気がついて、一気に会計に対する親近感が湧きました。

AとBを反応させて、Cを得る。副生成物としてDができるという反応を考えます。
一回の反応でどれくらいの量のC、Dが生成するか(素反応の転化率、選択率とその掛け算としての収率)を書いているのが、PLに相当する。AとBが原材料費や諸経費で、Cが製品。(あれ、事業における副生成Dは、何だろう、とイキナリ少し躓く)

反応の前後で各成分の物質量や重さ、体積がどう変化するのかを議論するBS。奇しくも、化学でもこれは「マテリアルバランスシート(マテバラ)」と呼んでいて、反応の前後で物質量が保存されるのは、BSの右と左が同じになるのと似ている。
研究段階だと収率(PL)で議論できるけど工場に持って行くときはマテバラ(BS)を書いてないと議論にならないのもそっくり。

反応にかかる時間を考慮に入れるのがCF。CFをイメージするには、AとBからCを作った後に、さらにCをEに変えるとか、余ったAとBをもう一回再利用する、みたいなプロセスを想定した方がしっくり来るかもしれない。原料のリサイクルが容易な系では、反応時間をかけて、転化率を上げて選択率を落とすよりも、転化率を低めにして選択率を高めた方がいい、みたいな考え方はキャッシュコンバージョンサイクルを小さくする考え方と似ている気がしている。


減価償却ってなんだっけ?とかもこのアナロジーでいい感じに理解できると期待しているが、そこはまだ勉強中。
おぉ!!わかりやすい!ざっくりですが、私の認識は会計≒過去の集積、ファイナンス≒未来予想の集積。だからどちらも大事なんだよねん
初心者にはこういうアプローチをすれば良いというお手本になりました。参考になります。

ちなみに、公認会計士の試験に受かっただけではファイナンス脳にならないと思います。
やはり、実地作業で知識を使わないとダメです。
だから、実務経験がとても大切です。
高校生にも分かるようすごく分かりやすくまとめられています!
決算書をそのまま読むより、上場企業のIRライブラリにある決算説明資料や、IPO時点の「成長可能性に関する説明資料」を見た方が長続きすると思いますよ。

数字と解釈がセットになってはじめて会計を学ぶことになるのかなと思います。
この連載について
2019年も決算発表の集中期間が終わった。企業決算の経済ニュースを読んで、独特な専門用語にとまどったことはないだろうか。決算書を読むには、会計や簿記などファイナンスの知識が必要だが、実はそこまで難しいものではない。ファイナンスの知識が少しでもあれば、決算書や経済ニュースはさらに深く理解できるようになる。さぁ、今年こそ「ファイナンス脳」を鍛えよう。