【夏野剛×村上世彰】もしも高校生にファイナンスを教えるなら...
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金融リテラシーの欠如が日本において指摘されるようになって久しいですが、村上さん仰るようにまず身銭を切ってやってみる以上に覚えられることは無いと思います。なにかと話題のアクティブラーニングというのは本来、こういうことなのではないかと思います。
村上さんの凄いところは、金融実務を完璧に知りつつ、階段を正確に降りられるところ。そういうヒトが教育に興味を持ってくれたことは日本にとって僥倖だと思います。
自分の場合、学生時代に買った、同和鉱業(現・DOWAホールディングス)株のことは忘れられません。
1日に毎日20万円上がって(含み益が出て)、その後20万円ずつ下がりました。今の価格で言うと200万円ですよ。
そういう経験をして、「なぜこの銘柄を選んでしまったのだろう」「やっぱりこの銘柄を選んでよかったな」というドキドキ感がその人の将来にプラスになれば良いんですよ。若者に株式市場のことを教えるのはいいですが、日本の株式市場の最大の問題点は、借入金も余剰現金もその算式に入っていないPERやPBRで割安割高を判断して投資する人が多いこと。従って、現金を貯めれば貯めるほどその分株価は割安になること。その結果、余剰現金を巨額に持った超割安株が市場に放置され、株主への配当を要求されます。
1株の値段×株数の時価総額が、100%株式価値を全然表していないことが問題。いつまでも超割安で放置される会社は、今の株主のためにも、プレミアムを積んで、非上場化するべきだと思います。この超割安株の非上場化が進んで初めて、日本の株式市場が正常な株価を表すようになると思います。自ら考え実践から学ぶ、ありがたい教育。
投資素人の戯言ですが、部活という期限付き活動なので短期的な結果に縛られない工夫は必要な気がします。
活動を通じ大人側が高校生(若手)の視点から得るものもあるのかも、と期待をしてしまうワクワクする部活。