アリババ・グループが200億ドル調達検討、香港上場通じ-関係者
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アリババはもともと香港に上場したかったのですが、香港市場がアリババの「経営陣が多くの投票権を持つ仕組み」を認めず、2013年に上場を断念した経緯があります。それで2014年にNYに取られた香港証取も、事態の深刻さを認識し、2018年に制度を改めました。
その後、美団とか小米(シャオミ)が同様の制度を維持しながら、香港に上場しています。
アリババは、機が熟したとの判断もあるのでしょうか。
2013年にはアリババ幹部が、「香港証取にはアリババでなく新興企業のために構造改革をしてほしい」と話しています。
以下は当時の状況の説明です。「香港証取のCEOもアリババの上場を果たせなかったことに何度も公開の場で遺憾の意を表明している」
错失阿里后,港交所逐渐意识到同股不同权在新经济公司中愈加流行,若不寻求改变将失去更多。香港前财政司司长梁锦松曾表示,没有让阿里巴巴在香港上市是个很重大的错误,港交所CEO李小加也多次在公开场合表示因错失阿里而遗憾。米中貿易戦争の影響を考えてのこともあるのでしょう。アリババグループ20億人の経済圏構想を実現するためには、豊富な資金が欠かせまあせん。現在10億人の稼働顧客を達成しているそうです。
DNAとしか言いようが無い、あの規模であのキャッシュポジションで、それなりにデットも使って、なお市場で2兆円の巨額を調達するという発想。自らの生存と覇権への本能的希求力。
技術的にはたしかに、米中緊張の高まりの中、米国資本市場一本足というのは色んな意味でリスクがありすぎる故だろうが。