FCA・ルノー統合新社の日産持ち分は7.5%、議決権も復活-関係者
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日産は、現在持っているルノー株式と行使に新統括会社の株式か、ルノー株式を新統括会社に売却し現金を受けとる。スクイーズアウト(締め出し)なら現金。
ただし、交換にしてもその価値評価が合意できればであり、価格は容易には同意できない。なぜなら、新統括会社は新設であり、その組織も実体も何もわからず、価値を算定しようがないからだ。
日産にとっては、新統括会社にわずかな株式をもつ意味があるなかは疑問。現金で貰って、借金返済に回した方がよいのは明らか。
そもそも、子会社(日産)が親会社の株式をもっても、その議決権が行使できない可能性はオランダでも極めて高い。ルノーのように、会計上とは異なり(日産はルノーの連結子会社)、新統括会社は、「統括してないので親会社ではない」と詭弁を弄するのだろうか?ルノー・FCAの企業統合は、ルノーの日産・三菱への企業統合圧力の拡大を意味すると言われる。
しかし、一方で、これによって、日産のルノー・FCAへの資本上の影響力も増す。
この結果が何を意味するか注目したい。
統合反対から、統合の仕方の問題、たとえばフランス政府の株式比率の削減等の「方法論」へと議論の焦点が移っていくのではないだろうか。