中国の現代アートに色濃く浮かぶ「インターネット文化」
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MEMOイエール大学出身の24歳、刘娃(Liu Wa)は、テクノロジーが自己認知にもたらす影響を探求する。「Glimpse: a grain of truth」と題された彼女の最近の作品は、鑑賞者が脳波測定のヘッドセットを装着すると、波形によって照明が変わり、絵の色が違って見えるというインタラクティブアートだ。
今年の「30アンダー30」(芸術・文化部門)の審査員の一人で、北京の美術館「M WOODS」設立者の黄勖夫(Michael Xufu Huang)は、リスト入りした若い現代アーティストたちは「政治や社会に関心があるベテラン世代と比べて、今現在を生きることや、個人の内面を表現している」と言う。
欧米のコレクターは現在も社会的・政治的主張を持つ作品を好む傾向があるが、新世代の表現に対する関心も高まりつつある。