FCA、ルノーと包括提携交渉 日産との連合合流も FT報道
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これが事実であり、本気で両社間の交渉が進んでいるとすれば、なんと時代錯誤な話だとの印象を拭えない。
自動車会社が規模を求めて合従連合を繰り返したのは、最早四半世紀も前の事。
当時は、縦割の産業構造の下、完成車メーカー(一般に自動車会社と呼ばれる)を主軸とした開発、生産体制が幅を利かせていた。
故に、これら完成車メーカー同士が組んで規模の拡大を実現する事で、投資償却負担の軽減やコスト削減効果が期待出来た。
今や自動車は完全なる変革期にある。完成車メーカーの規模が持つ意味は薄れつつある。
CASEの浸透、推進の為には、完成車メーカー間ではなく、部品メーカーや異業種との協業の方が役に立つ。
加え、相互の関係は嘗ての様なrigidな枠組ではなく、flexibleで必要に応じてパートナーを変えるcross relationshipが求められる。
FCAもRenaultも戦略の見直しが必要では?
注目のコメント
フィアットクライスラーと言えば、
2018年の業績落ち込み予測により、
株価を下げていますね。
焦りを感じさせる報道です。
フィアットもクライスラーも
エモーショナルなデザインが何度も
話題になり、また3次元CADの使い方は
特にクライスラーが先進的だったのを
良く覚えています。
元気になって、驚きの車をまた出して貰いたい
です。単なる数合わせに見えてしまいますね。
先進技術でリードする日産にとって、数の論理がプラスと映るのか、逆に技術を持っていかれるだけと感じるのか。なんとも言えないところです。
とは言え、日産側に選択肢が少ないことも事実です。市場の成長鈍化とCASEシフトという文脈を考えると、FCA・ルノーの包括提携はリーズナブルだと思います。法人としての事業統合よりも車のプラットフォームの共通化を進める方が、合併を模索するよりも現実的という気がしますし、外部環境を考えると結束力も効きそうです。
「日産・三菱は、手土産持って乗って来い」という形でしょうか。交渉に注目です。