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私が天才だと思う数人のうちの一人の中でも、同世代だったら絶対一番すごいんじゃないか?と思っている瀧本君。大学時代からキレキレでしたが、人情にも厚く、人間的にもとても素敵です。実は日本の音楽の世界への普及活動を始めるときに、活動を支えてくれたのは瀧本君でした。(お母様が音大を出てでいらっしゃるんですよね〜)
先日対談したのも、すごく楽しかった。話すたびにワクワクするんですよね〜。

ちなみに、彼のおかげで始められた音楽に関する活動は少しずつ大きくなり、今年もまさに今、浦安市の後援をいただいて世界から歌い手とピアニストが集まってワークショップを展開中です。お互いにいくつかの人生の転機に互いが登場する、どこか心から信頼できる尊敬する人って何人かいると思うけれど、私にとって彼はまさにそういう人です。ちなみに信頼できるのは人間性によるところが大きい。

彼の言葉に何度も目を開かされて来たものの一人として、そして如何に彼が人間的に暖かく大きな人かを知るものの一人として、是非今彼が何を考えているのか読んでいただけるといいなぁと思い、ピックします。
「『努力が報われること』はコモデティ化するので絶対にやってはいけません。これは「資本がすべて」のゲームになってしまいます。逆に言うと、「努力が報われるかどうかがわからないこと」をやらなければいけないのです」

瀧本さんの本は、どれも面白いのですが、『ミライの授業』が特に好きです。
実際に、瀧本さんが全国の中学校を訪れて講義をしたエッセンス。
https://courrier.jp/columns/65910/
“みんなお金の大事さが分かっていません。ほとんどどの場合最後は「資本がすべて」なのですが、それを多くの人が忘れていると思います。”

“であるからこそ、私は学生たちにもよく話しているのですが、「努力が報われること」はコモデティ化するので絶対にやってはいけません。これは「資本がすべて」のゲームになってしまいます。逆に言うと、「努力が報われるかどうかがわからないこと」をやらなければいけないのです。”


これは、とても哲学的で逆説的。

「努力すれば報われる」と思って努力することは、一見、純粋に見えて、「報われる」と期待している時点で実は打算的です。打算的な動機の努力は、打算の権化である資本の力には絶対に勝てない。

だから、「努力しても報われるかどうかわからない」ことに真の情熱を傾けるべきだ、というわけです。

そういう人は、周りの言うことをあまり聞きません。アーティストは周りが止めてもアーティストになるし、起業家は周りが止めても勝手に起業します。ですから、そういう人たちの背中を敢えて押すことよりも、経済的な困窮や過剰規制によって情熱が消えてしまわないような環境づくりの方が効果があるかもしれません。

そして、こうしたことを全て理解した上でもなお、社会全体としては「努力すれば報われる」仕組みづくりが大切です。それが、古代エジプトのピラミッド建設であり、1930年代のアメリカのニューディールによる公共工事であり、戦後日本の終身雇用でした。21世紀の現在社会でも、同じような仕組みづくりが求められています。
お、瀧本さんの記事。相変わらず辛辣。笑
今から15年ほど前、都庁近くのロイヤルホストで当時就職活動中だった僕のESを「5点ですね。100点満点中で。」と言いながらも1対1で徹夜で直してくれたのが、マッキンゼーを辞めて個人投資家を始めた頃の瀧本さんでした。あれは相当大きかったので、僕も相談に来てくれた学生のESは本気で直すようになりました。
当時から瀧本さんの主張は一貫していたように思いますが、(自分が言ったことを含め)前提を疑い、思考を止めない姿勢もまたずっと変わらないなと。
ただ、敢えて言うと「努力が報われること」をやってはいけない、というのは注意が必要で、瀧本さんも学歴をフィルター(というか優秀な学生を探すための生簀)として使っていることはこのインタビューの端々からよく分かります。
記事には触れられていませんが、読み書き算盤的なことが不要ということではなく、それは前提として、ということかと。
一部の優秀な人たちにしてみればそうなんでしょうね。
でも、世の中そういう人ばかりではありませんからね。
2011年の「僕武器」には、瀧本哲史氏のエンジェル投資先の一例として、とあるリサイクル関連会社への投資がページを割いて説明されています。
Investment Thesisは、①環境・リサイクル分野は時流に合っており会社に良い戦略と技術があること、②経営者(創業者)がマッキンゼーの後輩の若い2人、③競合が限定的であることです。

その後、当リサイクル関連会社はビジネスのピボットを行い、CEO以外の経営チームが入れ替わり、再生エネルギー開発の専業会社となりました。この会社とは、私の勤めるレノバです。

エンジェル投資家は、Cash-on-cashにして数百倍のリターンを享受しました。
多くの人がその価値に気づけば、あらゆることはコモディティ化していくし、その時勝ち残る可能性が高いのは、やはり一番最初にやった人。だから逆張りをする。

自分の人生のストーリーも誰かの人生のストーリーをなぞっていないか、よく注意していきたい。
弁護士の「コモディティ化」については、私も危惧を抱いています。

専門分化がすすんでしまうと、全体像が見えなくなってしまうのです。

医師が典型例でしょう。
自分の専門でないとさっぱりわからないという医師が多数(もしくはほとんど)ではないでしょうか?

刑事弁護なんてやったこともなく刑事法を忘れた弁護士が、
「貴殿の行為は刑事罰に触れる恐れがあります」
などと書面で書いてくると、
「何罪に該当するのでしょう?」
と尋ねることがしばしばあります。

ごまかすならまだしも、逆ギレする弁護士もいて(笑)始末に終えません。

とはいえ、全体像が見れる弁護士とて「コモディティ化」は避けられないかもしれません。
同じように、専門医の専門知識は間違いなく「コモディティ化」するでしょう。

知識やスキルではなく、そこから新しいものを考えていく力が(本稿で指摘されているように)必要になってくるのでしょうね。
社会の流れに合わせて自分の行動を合わせるのではなく、自分が面白いと思うこと、やりたいことに全力で取り組む、自分がやりたいことが大きくなるよう動くことが生き残れる道なんだと思います。

社会の流れが早くて数歩先を読みにくくなり、何でもマス化が進んでいるため組織の価値が下がり、個の力がさらに重要視されるようになってきていると感じます。

>「努力が報われるかどうかがわからないこと」をやらなければいけない
「資本がすべて」になりがちだからこそ、「資本がすべてにならない領域」で勝負することが大事。世の中は資金・物量を投入したもの勝ちのビジネスだけではない。この辺の話がわからずに、資本がすべてだということで大資本の巨大企業で働くことが安定だと思い込む人もいます。大資本のシステムの中に組み込まれないと価値を生み出せない人は、ハイスペックコモディティでしかないのに。

起業家・イノベータなる人は、資金・物量を投入しても勝てるかわからない、複雑性の高い領域で勝負できる力、すなわち、努力すれば報われるかわからない不確実性の高さと向き合える勇気や胆力、あるいは戦略的なセンスが大事だと思います。
この連載について
エンジェル投資家、経営コンサルタントの顔を持ち、京都大学客員准教授を務める瀧本哲史氏は、2011年にベストセラーとなった著書『僕は君たちに武器を配りたい』で、今後ビジネス人材の「コモディティ化」が進行すると警鐘を鳴らした。2020年まであと1年と迫ったいま、瀧本氏が説く「脱コモディティの人生戦略」。